警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(23、24日単位・レベル)
パフォーマンスと言われる訳
【治安解説】
今回の金賢姫元工作員の訪日は「民主党のパフォーマンス」だったのか異論のあるところである。しかし、このニュースに注目したい。
ARF=ASEAN地域フォーラム出席のためベトナム・ハノイを訪問している北朝鮮の代表団の一人が、金賢姫(キム・ヒョンヒ)元工作員について「国と家族を裏切った」と初めて言及した。
北朝鮮の代表団の一人は、ANNの取材に対して「(金賢姫元工作員は)国と家族を裏切った者だから話したくない」と述べたという。北朝鮮はこれまで、1987年に起きた大韓航空機爆破事件以来、一貫して「事件はでっち上げだ」と主張していて、また、金元工作員の存在についても認めていませんでした=テレビ朝日
それが、今回の訪日で認めたのなら、その意味では、今回のミッションを「パフォーマンス」だけで片づけてしまうのには、ちと無理があるように思います。勿論、北朝鮮が国家として認めることはあり得ないが……
確かに、自民党の言う「大韓航空機爆破事件の実行犯であり、VIP待遇で鳩山由紀夫前首相の別荘に泊めるとか、パフォーマンスとしか言いようがない。国際的に日本はテロをどう考えているのか、理解が得られない」とする指摘も当然である。
「テロリストを国賓並に扱っている」と、欧米の一部マスコミは既に批判している。北朝鮮に金元工作員の暗殺計画が存在していた可能性があったとすれば、今回の日本のオペレーションは最低。敵に情報提供するかの様に、ヘリコプターに搭乗させたり、宿泊場所を公開するなどは金元工作員に対して失礼であり、警備・警護の面から絶対にやってはならないこと。それを堂々とやったことに「パフォーマンス」と言われてもしかたがない訳がある。国家公安委員長が「そんなこと言うなら情報を持っている人を呼べない」と開き直っていたが、欧米の治安機関は失笑するだろう。
問題は、中井洽拉致問題担当大臣の「拉致被害者の田口八重子さんは6~7年前までピョンヤンで元気でいたという情報に接している」とした発言だ。
韓国の北朝鮮拉致被害者家族の「拉北者家族会」代表、崔成龍氏は前日「田口八重子さんが現在、平壌の万景台区域にあるアパートで暮らしていると北朝鮮関係者から聞いた」ことを明らかにした。
崔成龍代表は、情報源を明らかにすることで真実性を訴えている。ところが中井氏は情報源を明らかにしていない。無責任な話しである。もし、情報機関のしっかりした情報なら政府の「次の一手」に期待すべきであり、何れにせよ、今回のパフォーマンスを生かすか殺すかは今後の北朝鮮に対する政策手腕にかかっている。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」の現状とする。
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