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2010年6月 1日 (火)

女子学生殺害受け、防犯サークル結成…千葉大(1日)

 昨年10月に千葉県松戸市の千葉大園芸学部4年、荻野友花里さん(当時21歳)が殺害され、自宅マンションが放火された事件をきっかけに、同学部の学生有志が防犯サークル「E―bow(イーボウ)」を結成した。

 5月から大学の正式なサークルとして認められ、31日には、松戸市や松戸署、松戸東署などで作る市安全都市協議会から「活動時に着用してほしい」と、そろいのジャンパーやベスト、腕章などの贈呈を受けた。

 サークルは、事件の悲しみを乗り越え、学生たちの自主防犯意識を高めようと結成され、現在は3年生の男女7人を中心に活動している。サークル名の「E」は園芸学部を表し、英語で弓の意味を持つ「bow」は防犯の「ぼう」をかけたほか、弓で矢を射るように素早く行動しようという願いを込めたという。サークルの顧問で、同学部学生生活委員長の西野栄正教授(61)は「荻野さんの事件が起きたことで、学生たちは大きなショックを受けた。サークルを通じて、学生たちが持つ情報や目線や地域との連携のなかで、具体的な防犯対策ができれば」と話す。

 同学部のキャンパスは緑が多く市民憩いの場になっている半面、植物の生育に配慮して街灯が少ない事情もあり、夜間の帰宅などで不安を感じている学生もいるという。

 サークルではこれまで、同学部周辺で防犯上、不安な場所などについて学生にアンケートを実施したほか、曇ったカーブミラーを事故防止のため掃除した。4月にはJR松戸駅前で行われた松戸署の痴漢防止の啓発活動に協力した。

 サークル代表の杉山愛子さん(20)は「大学の周りでもひったくりや空き巣が多いことが分かった。市内の大学などともネットワークを広げるなど、地域とも連携した活動を行っていければ」と意欲を示している。松戸署の熱田貢一署長も「市内には高校なども多い。若い人たちの手本となってほかにも防犯サークルができるようになってもらいたい」などと期待している。

 

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