警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(5、6日単位・レベル)
オフレコを否定する文化?
【治安コラム】
5日の某ラジオで、官邸担当記者が首相の「ぶらさがり取材」について語っていた。「鳩山首相などはぶら下がり取材で喋ったことが命取りになっていた。管首相は辞めればよい」と。これに驚いたキャスターが「貴方は担当記者でしょう。それでいいんですか?」と質したのに対し、記者は「日本の国家のためです」と答えていた。
首相のぶらさがり会見は、全部、マイクを向けられるのでオフレコはないのだろう。大変だなと思うが、一国の総理大臣であり、国民のためには必要なのだろう。
産経新聞にこんな記事が載っていた。
~~民主党の鳩山由紀夫代表は原則1日2回の「ぶらさがり取材」の見直しを検討していることが分かった。発言のブレを追及されたくないようだが、民主党が掲げる「情報公開の徹底」と矛盾しており、批判を浴びそうだ……~~
この背景には、発言のブレがあり修正を連発したことにある。ならば喋らないことが一番いいのだろう。
そう言えば、最近は「オフレコ取材」なんていう言葉はとんと聞かなくなった。この「オフレコ」は時には必要なのだが…
事件記者の場合も時代の流れで、オフレコがなくなりつつある。身代金目的の誘拐事件の途中の記者発表だ。事件が動いている最中の会見で、犯人からどんな要求の電話があったのかなど、タイムラグなしで会見するという報道協定がある。
会見では記者がメモをとるのだが、テレビが主役の時代となると映像と録音がつきものだ。ところが当局は「メモなら良いが録音・録画はだめ」だという。
その理由は、報道協定解除後のオンエアにある。事件途中の記者発表では、捜査上のテクニックが含まれることが多い。メモ記者は「オフレコ」の部分の掲載は堅く守るので「秘(オフレコ)」の部分が世にでることはなかった。
映像と録音では、その部分が果たして「切られている」かという不安がある。その不安から、当然、当局の「オフレコ」会見は消えていくことになる。ところがこの「オフレコ」に事件の背景を知り得る重大な部分が隠されている場合が多い。
「ぶらさがり」の代わりに首相の「本音」を聞く時間と場所「オフレコ会見」を設けたらどうか。なんでもかんでもオンレコでは味がない。現代の人間関係の希薄さから言えば無理なのだろう。日本文化には「根回し」なんていう手法があったのだが…
東京・板橋区の交番でけん銃を奪おうとして逮捕されたが、物騒な話である。首都東京の体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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