旅館で７０代女性死亡、宿泊の男が行方不明 福岡（２９日）

２８日午前１０時５０分ごろ、福岡県大牟田市本町３丁目の旅館「南風荘」の２階客室で、旅館に住む７０歳代の女性が倒れているのを家族が発見した。救急隊が駆けつけたが、間もなく死亡が確認された。県警によると、死亡した状況に不自然な点があり、県警は何者かに殺害された可能性もあるとみて死因などを調べている。宿泊していた男性客１人の行方がわからなくなっているという。

　県警によると、女性はベッドで布団がかかった状態で横たわっていた。女性が見あたらないため、家族が捜していて発見した。同日朝には家族と会話を交わしていたという。普段２階客室で女性が寝ることはないという。女性に目立った外傷はなかったが、県警は司法解剖して死因を調べている。

　当時旅館には宿泊中の男性がいたが、女性の死亡後、行方がわからなくなっているという。旅館関係者は朝日新聞の取材に「関西から来たという４０歳前後の男性が宿泊していた」と話している。

　現場は西鉄大牟田駅西口のすぐそばで、周囲には店舗や住宅がある。

　近所に住む女性は「午前８時か９時ごろ、散歩中に女性に会ったが元気だった」と話した。

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