警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(30、31日単位・レベル)
組織捜査
【治安コラム】 29日のテレビ朝日系「落としの金七事件簿」の番組で、放送の途中、警視庁捜査1課OBから、「トリカブト事件を見たが、嘘を書くなよ」と抗議の電話をいただいた。
原作は、被害者が倒れた場所がホテル内だが、ドラマでは海岸の砂浜になっており、夫が被害者を見送り、その後病院に電話をかけた場所を空港から港に変えていたことに対しての事かと思い、「ドラマですから…」といったが、どうも違うらしい。
ご本人の言い分はこうだ。「今、ドラマを見ていて妻から、あれっ、貴方がやった事件ではないのですか?」と聞かれたり、息子から電話がかかり「なぁんだ。オヤジがやったのではないのか…なにしていたんだよ」と言われて困っているというのだ。そして彼は言った。
「俺は5年間も担当したんだよ。家族からこんなに攻められ、いったい俺の5年間はなんだったのかと思うと悲しくなっちゃうよ」と言う。もちろん、このOBは私の知人です。
本人の名誉のため記しておきます。この事件は金七班だけが解決したものではありません。まさに組織捜査です。
昭和62年12月9日に警察庁が関係都道府県警察の捜査1課長会議を開き、最初は警視庁捜査1課が担当することになりました。当然、極秘捜査です。この時の捜査班が被害者の内蔵など検体が残されていることを突き止めるなど捜査に大きな功績を残したのです。この10人の捜査班に彼が入っていたのです。
そして金七班は、その捜査を継続。被疑者を逮捕している。したがって電話の主は「金七の班の〝おいしいところ取り〟だけでドラマにしやがって…」と言う抗議になったのだろう。
捜査をひとつの絵画の芸術作品に例えるなら、電話の主は「下絵」を書いた陰の功績者。捜査はこうした部分が積み重ねられてひとつの山が解決することが多いのです。ドラマはその部分が隠れていることをここで釈明しておきます。
どうかご家族の皆様、お父さんの功績を信頼してやってください。その他、現職の警察官やOBから多数の電話やメールをいただきました。ご視聴いただき感謝しております。首都東京体感治安は池袋でけん銃発砲があって「レベル2(ブルー)」とする。
「日本列島振り込め詐欺」はhttp://policestory.cocolog-nifty.com/blog/cat20778300/index.html
★【判定方式】
刑法犯の発生件数や検挙率などの数値治安に対して、最近は「体感治安」と言う言葉が一般化してきました。辞書を引いても出て来ませんが、国民が体で感じる感覚を温度に例え「体感治安」と名付けられたものです。平成7年に当時の警察庁長官だった國松孝次氏の造語とされています。「体感」はあくまでも体感であり、本来、数字で表すものではありませんが、あえて挑戦ました。内閣府の調査によりますと国民が治安情報を入手するのはマスコミということから、東京都内発行の新聞の事件・事故の扱いから、感じる度合いを分析し「警視庁管内」の治安度数とします。
【基準値】
レベル5 治安情勢は最悪ポイント100~80
レベル4 治安の悪化 ポイント 79~60
レベル3 治安の悪化傾向ポイント 59~40
レベル2 治安悪化の兆し ポイント39~20
レベル1 平穏 ポイント 19以下
【ポイント概数】
テロ・無差別殺人事件等 80~50
路上殺人や続強盗・強姦70~60
広域重要事件 50~40
肉親殺人事件(家族皆殺し事件) 40~50
放火殺人 50~30
強盗殺人 50~20
連続放火 40~30
各項目に少年が絡む場合 +20~10
犯人逮捕記事は上記のポイント総数から-50から-10とする。その他、外的検討要件として外国や他県発生事件を判断基準に加えた。これら事件の新聞・テレビの扱いの程度(新聞では1面か社会面か。扱い段数等)とネットではブログニュースのアクセス人気度なども加えて総合的に判断した。マスコミ報道がなく平穏に感じるが、110番も多いこともあり全くの「平穏」(レベル1)をはずしています。カラーの数字がレベルを表示しています。
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