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2010年5月31日 (月)

【産経抄】5月31日 最後の名刑事にしてはならない

 帝銀事件吉展ちゃん事件で敏腕を振るった平塚八兵衛が亡くなったとき、新聞は「最後の名刑事」とたたえたものだ。しかし、「最後」ではなかった。警視庁の後輩である小山金七もまた、名刑事の称号を得たからだ。

 ▼数々の難事件を解決しながら、八兵衛が「3億円事件」に思いを残したように、金七もまた「警察庁長官銃撃事件」の捜査の最中、57歳の若さで世を去った。その金七を主人公にしたテレビドラマ『落としの金七事件簿』が、先週の土曜日の夜、放映された。

 ▼小紙社会部OBの小野義雄さんによる、同名のノンフィクション(産経新聞出版)が、もとになっている。警察取材の経験が長い小野さんによると、捜査の緻密(ちみつ)さは2人に共通し、特に金七は、取調官としての能力がずば抜けていた。

 ▼金七流は、容疑者の経歴、生い立ちを重視するのが特徴だ。わかっていることをすべて大きな紙に書き込み、壁に張って一日中見つめていたこともあったという。取調室では、けっして声を荒らげない。容疑者の心を真綿のように包み込み、罪を悔いる気持ちを引きだそうとした。

 ▼ドラマの終わり近く、金七の病室のロッカーから、妻、シゲ子に贈るセリーヌのバッグが出てくる場面がある。金七がかつて「ロサンゼルス銃撃事件」の捜査のために海外出張したとき、妻に土産を買ってこなかったことを気に病んでいた、との設定だが、事実ではない。金七は、何も言わない奥さんの好みのブランドを知っていて買ってきた。気配りこそ、名刑事金七の最大の武器だった。

 ▼「金七さんの遺志を継ぎたい」。ドラマの後、小野さんのもとには、数人の若い刑事からメールが届いている。金七を「最後の名刑事」にしてはならない。

Msn_s1_2 http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100531/crm1005310302000-n1.htm

 

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