ペット死体遺棄で山中を再捜索 約80匹の動物の頭蓋骨見つかる(9日)
埼玉県飯能市坂元の正丸峠付近に犬を遺棄したとして、廃棄物処理法違反の疑いで元三芳町議でペット葬儀業「花園ペット祭典」経営、阿部忍容疑者(71)=同町藤久保=が逮捕された事件で、県警や県などは8日、機動隊員を含め30人以上の体制で3月末に続き山中を再捜索した。その結果、新たに動物のものとみられる約80匹分の頭蓋骨(ずがいこつ)が見つかったことが、県警への取材で分かった。
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記事本文の続き 阿部容疑者はこれまでの県警の調べに対し、「数年前から犬猫の死骸(しがい)を山に捨てていた」と供述していた。しかし、今回の捜索で白骨化した死骸が多数発見されたことから、県警では同容疑者がかなり以前から犬猫の死骸を遺棄していた可能性もあるとみて、余罪を調べている。
3月末に山中を捜索した際には、黒色のポリ袋に入れられるなどした約100匹の犬猫の死骸が見つかっていた。県警によると、阿部容疑者の自宅兼事務所の家宅捜索では、これと同じ種類とみられる未使用の黒色のポリ袋が数束押収されている。
県警では、阿部容疑者の自宅兼事務所と業務に使っていたとみられるワゴン車から計5、6匹の犬の死骸を押収していることから、同容疑者が恒常的に犬の死骸をポリ袋に詰め、まとめて山中に捨てていた可能性があるとみて調べる。
県警は8日、阿部容疑者をさいたま地検川越支部に送検した。阿部容疑者は午前8時ごろ、ジャンパーを頭から被り、顔を隠しながら飯能署の駐車場に姿を現すと、署員に囲まれてうつむいたまま護送車に乗り込んだ。また、事件が報じられてから同日夕までに、県警には「自分のペットも巻き込まれたのではないか」といった問い合わせなどの電話が40~50件ほど届いているという。
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