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2010年4月12日 (月)

角刈り・太眉…まるで両さん 島の駐在さん愛され再登板(12日)

三河湾に浮かぶ愛知県一色町・佐久島に「両さん」と親しまれてきた駐在さんがいる。見た目も中身も、人気漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の主人公両津勘吉、愛称「両さん」にそっくり。この春、定年を迎え、15年に及ぶ離島勤務も終わるはずだったが、県警に再任用された。「第二のふるさとに恩返しを」。島の両さんは燃えている。

 西尾署巡査部長、前田正美さん(60)は1995年春、妻ゆう子さん(59)と島に赴任した。島民約300人の多くが半農半漁で暮らす1.8平方キロの島は、事件も交通事故も数年に1度。毎朝、学校近くで子どもたちの登校を見守った後、独り暮らしのお年寄り宅や人が行き交う船着き場を自転車や徒歩で回るのが前田さんの変わらぬ日課だ。

 角刈りにしっかりとした眉、がっちりとした体格。人なつっこい笑顔でカランコロンげたを鳴らす姿から、いつしか両さんと呼ばれるようになった。豪快で情に厚いところも、漫画の両さんに重なって見えるらしい。

 「スズメバチの巣ができたんだけど」

 駐在所には、毎年のようにハチの巣駆除の相談が舞い込む。多い年は30件。前田さんはバケツを頭からかぶって、網戸の網で作った防具を身にまとって、現場に駆けつける。漫画でも両さんは「ハチの巣取りのプロ」。アシナガバチをあなどって、防具を着けず駆除に臨んだら何カ所も刺されてしまったという失敗談も、漫画さながらだ。

 違うのは、下町育ち・下町勤務、ギャンブル好きの両さんに対して、青森出身・島勤務、賭け事をしないということぐらいだ。民謡の腕前は玄人はだし。「仕事が終われば一島民」をモットーに、酒席やイベントで津軽三味線を披露し、本音で語り合ってきた。島民の電話番号も半数以上はそらんじられる。

前田さんを慕って、子どもからお年寄りまで、多くの人が駐在所に立ち寄る。同島出身で、昭和署刑事課巡査の新實(にいのみ)恵さん(22)もそんな一人だった。「いつも笑顔だけど、民宿で観光客の酔っぱらいが暴れたときはビシッと対応してくれて頼もしかった」

 長いようで短かった15年。島のあちこちに現代美術作品群を展示するユニークな島おこしが奏功し、観光客は急増。昨年度は5年前の1.6倍超、5万9千人に上った。少しずつ環境は変化しているが、流れる時間や島民の気質は変わらないと思う。

 「佐久島は海が身近で、人情味があるのが魅力。今までありがとうっていう気持ちでこの島に尽くしていきたいね」

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