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2010年3月27日 (土)

携帯電話のメール、ネットで一気にデマ拡大 原宿・竹下通りがパニックに (27日)

 26日午後4時20分ごろ、東京・原宿の竹下通りで、「ゲリラライブをやっていて、将棋倒しになった」と119番通報があった。警視庁原宿署や東京消防庁によると、芸能人がみられると思って興奮した女性らが通りに殺到、一部で人が折り重なるように倒れ、都内や神奈川県の13~14歳の少女4人が頭や腹を踏まれたり、過呼吸の症状を訴え、病院に運ばれた。いずれも軽症。

 実際にはライブは行われておらず、芸能人もいなかったとみられる。原宿署によると、現場では複数の芸能人の名前が挙がっていたといい、同署で詳しい状況を調べている。

 竹下通りは、雑貨店や衣料品店などが両側に立ち並ぶ幅約6メートルの通りで、長さ約400メートル。若者が多く集まることで知られ、当時は歩行者天国で、春休み中のため中高生もおり、普段より人が多かった。現場は、竹下通りの原宿駅側の入り口に近い路上で、駅に向かって緩やかな上り傾斜がついている。

     ◇      

 「『有名人が来ている』という声があがり、一気に人が押し寄せてきた」-。目撃者らは、異常事態をそう語った。

 情報は口伝えだけでなく、若者らが持つ携帯電話を使ったツイッター(ミニブログ)やメールで一気に広がったようだ。

 愛知県から来た男子高校生(17)は「芸能人がいるといううわさが広まり、女性たちが押し合いながら、携帯電話を突き上げ、何かを撮影しようとしていた」と振り返った。

 女子高校生(16)は「携帯電話のメールで(芸能人がいるという)話があった。『どこに!?』という騒ぎになって。インターネットのブログでも話題になっていた」と話した。「(アイドルグループの)AKBがいる」「ゲリラライブで将棋倒しが起きた」といった情報もツイッターなどで飛び交ったようだ。

 

すべてがうわさにすぎなかった。だが、混乱は20分以上続いた。東京都西東京市から来た中学1年の女子(13)は「うずくまって泣いている人もたくさんいた。すごく怖かった」。しゃがみ込んだ若者の上に、何人もが折り重なった。「靴がない」「財布がない」といった泣き声も上がった。

 原宿では過去にも同じような騒動が起こっていたという指摘もある。

 新潟青陵大大学院の碓井真史教授(社会心理学)は「集団なだれ」という現象が起こったと指摘する。「従来の口コミや流言は直接的コミュニケーションで受けるものが多く、情報を頭で消化する時間があった。しかし、携帯電話のメールやブログの普及で、情報が複雑さと速さを兼ね備え、判断する間もないうちに大量に広がるようになった。その影響の典型ではないか」と話す。

 ITジャーナリストの井上トシユキ氏(45)は「若い人はメールの内容をうのみにしがちだ。ネットの情報が玉石混交で疑ってかかるべきなのは基本だ」と警鐘をならしている。

Msn_s1_3 http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/100326/dst1003262010006-n2.htm

 

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