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2010年3月19日 (金)

警察庁長官銃撃事件、容疑者不詳で送検方針 30日時効(19日)

国松孝次・警察庁長官(当時)が1995年3月に銃撃された事件は30日で発生から15年がたち、同日午前0時に殺人未遂罪の公訴時効を迎える。警視庁はオウム真理教信者による組織的犯行の疑いが強いとみて捜査を続けているが、有力な物証や供述は得られず、立件は困難な情勢だ。同庁は時効後に「容疑者不詳」として書類を東京地検に送る方針で最終的な検討に入った。

 南千住署捜査本部は2004年7月、オウム真理教信者だった警視庁巡査長(44)=96年11月に懲戒免職=と元教団幹部らを殺人未遂などの疑いで逮捕した。この時は、元巡査長のコートのすそから、銃を発射した際に付着したとみられる火薬成分を検出したことを物証ととらえたが、供述の信用性に欠けるなどとして不起訴になった。

 捜査本部はその後も元巡査長の所持品の鑑定を継続。捜査関係者によると、07年にアタッシェケース、08年には事件当時住んでいた寮の机の引き出し、09年は革靴から新たに火薬成分を検出した。また07~08年、革製手袋、眼鏡、マスクからも火薬成分の一部が検出された。

 しかし、アタッシェケースや靴について元巡査長は当日現場に持参したり履いていったりしたものとは違うと供述。発砲に使われる火薬の成分はどの拳銃でも大きな差はなく、付着時期も定かでないため、「長官を銃撃した時のものと断定するのは困難」(捜査幹部)という。

 捜査本部は時効が迫るなか、昨年10月以降、元巡査長から事情聴取を十数回重ねてきた。元巡査長は「下見を手伝った。当日は現場近くでオウム信者に似た男ら5人と落ち合い、自分は車の中で待っていた」と説明。火薬成分などが検出された物については「コートは貸した。アタッシェケースも貸したかもしれない」などと話し、銃撃は否定したという。

  04年の元巡査長らの逮捕後には、現場に落ちていた韓国硬貨の付着物が元信者のミトコンドリアDNAと一致。06年には、元巡査長の手袋とライターの付着物が別の元信者のミトコンドリアDNAと一致したという。しかし、ミトコンドリアでの鑑定の場合、核のDNA型をみる通常のDNA鑑定と比べ識別能力が劣る。2人の元信者とも事情聴取に「現場には行っていない」と説明したという。

 警視庁は新たな鑑定結果などを踏まえ、昨年夏以降、逮捕や書類送検の可能性を探ったが、地検からは「これまでの物証や供述では実行犯の特定は困難」との考えが伝えられたという。

◇〈警察庁長官銃撃事件〉 1995年3月30日午前8時半ごろ、国松孝次警察庁長官(当時)が東京都荒川区の自宅マンション前で拳銃で撃たれ、重傷を負った。約20メートル離れた隣棟の角から発射された4発のうち3発が腹などに命中した。銃弾は先端にくぼみがある「ホローポイント弾」と呼ばれる特殊なタイプで、銃は長い銃身をもつ38口径の回転式とみられている。警視庁は延べ46万人の捜査員を投入。現在も80人態勢を維持している。

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