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2010年2月 8日 (月)

ビジネスマン狙う中国人スパイ(8日)

世界で最もスパイ活動に熱心な国といわれる中国が、古典的手口から高度の情報技術を用いた新種の手口まで駆使して、政官からビジネスマンへと対象範囲を広げてその活動を活発化させている。英情報局保安部(MI5)は最近、中国の非公然の情報担当者がパソコンから情報を盗み出す「スパイウエア」を忍ばせたデジタルカメラや電子情報機器を英国のビジネスマンに贈り、企業秘密を得ているなどとして、警戒を促す文書を作成。ロンドンの企業幹部らに配布した。日本企業でも、中国と縁が深い人物がかかわったとみられる機密漏洩(ろうえい)が頻発している。「甘い罠(わな)」には注意が必要だ。

 ■MI5警告 贈答品に情報収集機器搭載

 英国の高級日曜紙サンデー・タイムズ(1月31日付)によると、世界屈指の諜報(ちょうほう)機関であるMI5が作成した文書は「中国スパイの脅威」と題して14ページから成り、英国の防衛、エネルギー、通信関連の企業が主な標的になっていると警告した。

 具体的には、本来の身分を隠した人民解放軍や公安省の担当者が貿易フェアや見本市などに乗り込み、狙いを定めたビジネスマンに接近。言葉巧みに信用させて、スパイウエアが入った「贈り物」を渡していた。

 またMI5は「北京や上海のホテルの部屋には情報収集機器が取り付けられている可能性がある。客の留守中に捜索されたこともある」と警戒を促した。さらに、かつては政治家や官界の大物しか標的対象になっていなかった「ハニートラップ(=甘い蜜の罠)」といわれる古典的手口が、ビジネスマンにまで及んでいると警鐘を鳴らした。

 ハニートラップは、女性スパイが対象男性を誘惑して性的関係を持ち、その秘密を知られたくない相手の弱みにつけ込んで機密情報を要求する手口で、日本でも被害にあったとされる政治家、外交官は多い。ビジネスマンも対象になったとすれば、深●(=土へんに川)(しんせん)や上海あたりのホテルで女性に声を掛けられても、軽々に誘いに乗るのはかなり危険といえる。

 ■「日本に転勤したい」

 日本の公安筋によると、中国のスパイ活動は、特定の情報や科学技術に狙いを定めているケースと、ます手当たり次第広範に情報を集め、その後で分析するケースの二本立てになっているという。後者のケースは最近も日本で顕在化しており、大阪市の総合物流大手「鴻池運輸」では今月、幹部の住所録や契約書、報告書などの機密情報が外部に漏洩し、中国側へ出していた可能性があることがわかった。情報を持ち出していたのは、中国に留学経験があり中国語に堪能な40代半ばの元派遣社員の女性で、社内パソコンから抜き出したデータをUSBメモリーで持ち帰り、大阪府内に住む中国人男性に渡していた。

 07年には愛知県の自動車部品メーカー「デンソー」で、横領容疑で逮捕された中国人の技術部係長が、社外秘データを持ち出していたことが判明している。

 スパイ天国の日本は、実績をあげやすいことから「転勤したい国ナンバーワン」などと他国の諜報機関から揶揄(やゆ)されている。ビジネスマンも細心の注意を払い、こんな称号は早く返上しなくてはならない。

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