「タミフル輸入代行」と無許可広告の疑い 業者ら逮捕へ(4日)
新型インフルエンザの治療薬タミフルの輸入事務代行業者らがインターネット上に無許可で広告を掲載した事件で、大阪府警は3日、東京都内や大阪市内などの5業者の経営者ら6人について、薬事法違反(承認前の医薬品等の広告の禁止)の疑いで逮捕状を取った。捜査関係者への取材でわかった。4日にも逮捕する方針。
業者らはホームページ上でいずれも、法的な規制がない個人輸入を代行しているとうたっていたが、同法で禁止されている無許可販売にあたる可能性もあり、府警は業者の実態を調べる。
捜査関係者によると、業者らは昨年8月以降、厚生労働省の承認を得ずに、ネット上のホームページ上で「タミフルカプセル75mg」の写真や商品名、代金などの広告を掲載した疑いが持たれている。
薬事法68条は、厚労省が承認していない業者は、薬の名称や製造方法、効能、効果などの広告をしてはならないと規定している。国内でタミフルの輸入販売が承認されているのは中外製薬だけだ。
府警は昨年11月、大阪市中央区の「TEN(テン)」など5業者を同容疑で家宅捜索。捜索先からタミフルとみられるカプセルや資料など約530点を押収していた。府警によると、当時業者らは、正規のタミフルの薬価の3~5倍の価格で販売していたという。
厚労省は昨年5月から、タミフルの個人輸入について、「偽造品だったり、有害な物質が含まれていたりする場合があり、望ましくない。個人輸入で使用することはくれぐれも避けてほしい」と同省のホームページで注意を呼びかけている。
« 4人は自動車盗グループ 名古屋の3人死亡ひき逃げ(4日) | トップページ | ネットの仮想空間でマルチ、3社が所得隠し計100億円(4日) »
「生活関連事件(生安部の事件 風営法等)」カテゴリの記事
- 違法メンズエステ店、1カ月で7千万円売り上げか 経営トップを逮捕(7日)産経(2022.07.07)
- 「本当は1000円だが、500円でいい」ススキノで、女性警官に客引き…身元や店の特定すすめ、39歳のホストクラブの男を逮捕(7日)TBS(2022.07.07)
- ガールズバー客引き容疑、男逮捕 府条例改正後初―大阪府警(6日)時事(2022.07.06)
- 名古屋の「ドン横キッズ」も出入り? 違法カフェの経営者ら逮捕(3日)朝日(2022.07.03)
- 商品買い取り装い高金利で現金化 容疑で男7人逮捕(27日)産経(2022.06.27)
« 4人は自動車盗グループ 名古屋の3人死亡ひき逃げ(4日) | トップページ | ネットの仮想空間でマルチ、3社が所得隠し計100億円(4日) »
コメント