増殖する悪質ガールズバー ぼったくりや風俗まがいも(9日)
大阪・ミナミで漫才コンビ「メッセンジャー」の黒田有(たもつ)さん(40)が料金トラブルから男性店長を暴行し、傷害容疑で逮捕された事件でクローズアップされた「ガールズバー」。5~6年前に大阪で誕生し、手軽に女性バーテンダーとの会話を楽しめることから各地の歓楽街で急増している。だが、競争の激化とともに風俗店のような接客をしたり、「ぼったくり」まがいの高額請求をしたりする店も増えており、注意も必要だ。
ガールズバーは女性がカウンター越しに接客。キャバクラのように客の隣に座り、風俗営業法の届け出が必要な「風俗店」ではなく、一般的なバーと同じ「飲食店」の扱いとなるため、食品衛生法の飲食店営業許可だけで営業できる。
業界関係者らによると、ミナミ周辺では性風俗店への規制が強化された平成17年ごろから急増。廃業した風俗業者が不況で増えた空き室を利用して少ない初期投資でくら替えするケースが多かったという。
バーと言いながらも売りは飲み物よりも、カウンター内に女性がずらりと並ぶ「接客」。他店との競争が激しくなるにつれ、ボックス席を設けて女性が隣に座る店も増えている。
ガールズバーがはやり始めた当初は、良心的な店がほとんどだったというが、関係者は「人気に乗じて客から金をむしり取ろうとする店が出てきた。それが全体のイメージを悪くして客が減り、その分をカバーしようと高額料金を請求する悪循環になっている」と指摘する。
一方、地元関係者らが対応に苦慮しているのは客引き行為だ。
ミナミではガールズバーの女性店員による客引きが急増しているが、「飲食店」のために条例で規制できない。ミナミ歓楽街環境浄化推進協議会の岡本敏嗣会長は「客引きが街角に並んで、その上料金トラブルがあれば街全体のイメージダウンになる」と危機感を募らせる。
府警も警戒を強めており、府内では昨年1年間で、しつこい客引き行為や接客などで違法行為があった計20軒を摘発。「今後も悪質な店は厳しく取り締まっていく」としている。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100209/crm1002090130004-n2.htm
« 小沢氏、一転して強気に 「これ以上の説明はない」 (9日) | トップページ | 母親の遺体を床下に隠す 死体遺棄容疑で39歳息子を逮捕 千葉(9日) »
「生活関連事件(生安部の事件 風営法等)」カテゴリの記事
- 商品買い取り装い高金利で現金化 容疑で男7人逮捕(27日)産経(2022.06.27)
- 漫画を文字化し無断掲載容疑 サイト元運営者を書類送検―警視庁(14日)時事(2022.06.14)
- 復興拠点の避難指示解除 帰還困難区域、初の居住再開―再建に課題も・福島県葛尾村(12日)時事(2022.06.12)
- 「令和の虎」出演者ら14人書類送検 ネットでポーカー賭博謝罪(1日)産経(2022.06.01)
- 風俗店の75歳客引き、4月に続きまた逮捕 大阪の条例違反疑い(19日)産経(2022.05.19)
« 小沢氏、一転して強気に 「これ以上の説明はない」 (9日) | トップページ | 母親の遺体を床下に隠す 死体遺棄容疑で39歳息子を逮捕 千葉(9日) »
コメント