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2010年1月31日 (日)

【鳥取連続不審死】 犯行防げず…県警の捜査は適切だったのか (31日)

強盗殺人事件に発展した鳥取の連続不審死は、鳥取県警の捜査で早くから不審人物として元スナック従業員、上田美由紀容疑者(36)の存在が浮上していた。上田容疑者が知人を殺害したとされる事件当日も、捜査員が「周辺」をマークしていたが、結果的に事件を防ぐことができなかった。県警の捜査は適切だったのか-。一連の経緯を検証した。

 県警が最初に事件性を疑ったのは昨年4月11日、鳥取県北栄町沖で水死したトラック運転手、矢部和実さん=当時(47)=の事案だった。司法解剖の結果、遺体から睡眠導入剤の成分を検出。遺族らから事情を聴いても矢部さんに自殺の動機は見当たらなかった。

 その後も矢部さんの周辺を調べ、捜査線上に1人の人物が浮かんだ。矢部さんに100万円以上の借金があり、返済を迫られていた上田容疑者だった。

県警は上田容疑者に焦点を絞って内偵捜査を継続。上田容疑者は同居の男(46)=窃盗罪などで起訴=と取り込み詐欺を繰り返しており、詐欺容疑での立件も視野に2人を尾行するなどして捜査を進めた。

 捜査関係者によると、電器店経営、円山秀樹さん=当時(57)=が殺害されたとされる10月6日も、県警の捜査員が上田容疑者らの行動を確認するため自宅アパートに様子を見に行ったが、不在だったという。

 上田容疑者の生活パターンを把握した上で車の動きなどをチェックし尾行することもあったが、この日は鳥取市内の駐車場で男が乗った車を確認しただけで、上田容疑者の所在はつかめなかった。

捜査幹部は「24時間追跡する態勢ではなかった」と説明。円山さんが殺害された時間帯は捜査員による尾行の対象外で、結果として事件に気付かなかったという。

 円山さんが殺害された後の10月27日には、上田容疑者のアパートの別棟に住む無職、田口和美さん=当時(58)=が変死し、遺体からは矢部さんや円山さんと同様、睡眠導入剤の成分が検出された。

 ジャーナリストの大谷昭宏さんは「行動確認の失敗が捜査を長引かせたと言っても過言ではない。その後、新たな被害者を生んだ県警の捜査には大きな落ち度があったといえる」と指摘。矢部さんの不審死事件の捜査が始まった時点で、連続殺人の危険性を考慮していれば「厳重な態勢を敷けたはず」と捜査手法に批判的な見方を示す。

 上田容疑者の周辺ではこのほか、平成16~20年に男性3人が変死している。短期間に相次ぐ不可解な死。県警は当時、この3人について「自殺」や「事故」と判断した。

 立命館大井戸田侃(あきら)名誉教授(刑事法)は「次の被害を未然に防止するとの視点を持っていれば、円山さんらは助かった可能性がある。県警はことの重大さを認識し、内部で検証を重ねるべきだ」と話している。

Msn_s1_2 http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100131/crm1001310016000-n3.htm

 

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