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2010年1月31日 (日)

妻や恋人に花束を、警察が「家族の絆」作戦(31日)

大切な人へ感謝の気持ちを伝えようと山形県警新庄署が署員を対象に行う、妻や恋人などにバラの花束を贈る運動が広がりを見せている。飲酒運転など警察官による不祥事続きに業を煮やし、同署が独自に打ち出した新手の“改善策”。「プレゼントをするような人ではない」と思っていた夫からの思いがけないプレゼントに、感極まってうれし涙を見せる妻もいるといい、絆を強める効果もあるようだ。

 同署の中嶋千尋署長(57)が中心となって、昨年6月から始めた。県内でも昨年5月と7月に飲酒運転で、07年3月にはひったくりで検挙されるなど、近年は警察官による不祥事が目立つ。「署員が仕事をきちんと行うためには、大切な人の支えが重要」と、花束をメッセージカード付きでプレゼントすることにした。

 宴会場には車で行かないことや、家族にも日々の仕事を理解してもらうことを呼びかけるなど、本部の注意喚起はあるが、“良心”もくすぐる草の根レベルでの独自の取り組み。日々の不規則な仕事に加え、署員の60%が単身赴任者や独身の同署は、妻や家族、恋人との意思疎通がおろそかになりがちで、署全体の3分の1にあたる約40人が注文した。

 注文先は地元・鮭川村の「熊谷園芸」。「署員の小遣い程度でプレゼントできるものを」という中嶋署長の要望を、熊谷千鶴専務(31)が快諾してくれた。茎が短いため市場では取り扱われにくいものを使い、「二束三文で売るなら、より喜ばれる売り方を」と工夫した。5品種以上のバラを使い、1本の茎から三つ以上の花が咲く「スプレーバラ」も混ぜて、豪華な花束ができあがった。

 舟形町の長沢駐在所に勤務する小関忠昭巡査部長(48)は、昨夏に妻にプレゼントし、「こんなにすてきなものをもらっていいの?」と喜ばれた。日頃お世話になっている元町内会長の奥さんにも贈り、「地域の方に謝意を示すことができ、喜んでもらえた」と話す。

 このほか、遠方に住む妻から笑顔で花束を抱く写真付きのメールが届いたり、「お仕事頑張ってね」と励ましの言葉をもらったりした署員も多いといい、支え合う関係を再確認する機会となっているようだ。

 目標は、3分の2まで浸透すること。中嶋署長は「喜んで仕事できる環境が作れる」と、他署への波及も期待している。

 

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