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2009年12月20日 (日)

誘導灯の矢印、非常口と反対側指す 高円寺居酒屋火災(20日)

東京都杉並区高円寺南4丁目の居酒屋「石狩亭」が焼け、4人が死亡、12人が重軽傷を負った火災で、同店に避難はしご1基が設置されていたものの、当時使おうとした跡はないことが捜査関係者への取材でわかった。非常口への誘導灯が紛らわしい状態だったことも判明。警視庁は、避難設備や従業員らによる避難誘導に問題がなかったか調べている。火災は22日で発生から1カ月となる。

 捜査関係者や同区によると、同店は収容人数などに照らし、法律上、非常口を設ける義務はないが、避難はしごなどの設置義務はあった。

 避難はしごは出火元となった焼き場の奥に設置されていた。出火時、従業員は客に「逃げろ」と促したが、具体的な避難方法は示さず、避難はしごを使おうとした跡はないという。

 また、店内には非常口への誘導灯が3カ所あったが、うち2カ所は矢印が非常口とは反対側を指していた。これらの誘導灯に従って進むと、非常口方向でなく出入り口の方へ向かうことになる。

 非常口は奥の座敷の角にあり、ドアの前には座布団や段ボール箱が積み上げられていた。ドアは内側から鍵がかけられ、ドアの外に設置されている防火扉はドアと重なるように閉められていた。出火時、非常口から避難しようとした人はいないという。

 区などによると、現場のビルは1967年に完成。80年から石狩亭が営業を始めたが、その後店内を改築し、スペースの半分を他のテナントに貸していた時期があった。この間、2店舗用に分けたり1店舗に戻したりする改築を重ねたという。

 区によると、建築基準法は、改築の際に区などに用途変更届を出すよう定めている。しかし、店側やビル側から届けはなかったという。

 また、区によると、同法に基づき、ビルの所有会社か管理会社は3年ごとに防火設備を含む建築設備について定期検査を行い、結果を区に報告する必要があるが、少なくとも過去3回、報告がなされていないという。 警視庁は、ビルの改築を重ねる中で、避難誘導灯などの消防設備が基準に適合しない形のまま放置されていた可能性があるとみて調べている。Logo3_3  http://www.asahi.com/national/update/1219/TKY200912190390_01.html

 

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