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2009年12月 6日 (日)

MDMAを用意したのは誰だ 押尾容疑者に迫る再逮捕(6日)

合成麻薬MDMAの「使用」容疑での逮捕から約4カ月。警視庁は女性に「譲渡」した容疑で再び元俳優、押尾学容疑者(31)の逮捕状を取った。急死女性に適切な救命措置を執らなかった疑いがあるとして、押尾容疑者の保護責任者遺棄容疑での立件を目指す警視庁捜査1課が「譲渡」容疑での逮捕を決めたのは、MDMA譲渡が立証できれば、押尾容疑者の保護責任の度合いが強まるからだ。

 ■保護責任者遺棄   「大変なことになった」。8月2日午後7時ごろ、押尾容疑者は六本木ヒルズの一室から元マネジャーらに助けを求めた。押尾容疑者の供述によると、MDMAを一緒に使用した田中香織さん=当時(30)=は午後6時半ごろ異変を起こし、7時ごろにはすでに動かなくなっていたという。押尾容疑者はその後、田中さんを残したまま部屋を出た。大量の水を飲むなどして薬抜きを試みていたとされる。

 関係者によると、119番通報は異変から約3時間後の午後9時20分ごろだった。岐阜県に住む田中さんの母、正子さん(53)は「救急車で病院に運ばれて助からなかったとしたら納得もいく。なぜ放置したのか」と憤る。遺族の処罰感情にも後押しされ、捜査1課は押尾容疑者の行為が保護責任者遺棄に当たるのではないかとみて、「誰がMDMAを用意したのか」を中心に捜査を進めた。

 「誰が用意したかは、保護責任者遺棄を立証するうえで、実は重要なファクターだ」と元東京地検公安部長の若狭勝弁護士は指摘する。これは、急性アルコール中毒で倒れている人を無関係の人が素通りしても保護責任者遺棄に問われないが、酒を勧めた人間が立ち去ったら責任が生じることと同じ論理だからだ。若狭弁護士は「今回の事件も同じことが言え、警視庁は押尾容疑者がMDMAを用意し、勧めたことを地道に立証しようとしている」と解説する。

 ■裁判で偽証か   「来たらすぐいる?」。麻薬取締法違反(使用)罪の公判で検察側は、田中さんに携帯電話で送った最後のメールを明らかにした。検察側にメールの意味を問われた押尾容疑者は「クスリのことではない」と説明。性行為を行うかを尋ねる内容だったとの説明を続けた。捜査段階でも同様の説明をしていたという。だが、判決は「説明は内容が不自然で信用し難い」と指摘。「その思いはわれわれも同じ。押尾容疑者はうそをついている」と捜査幹部はにらんだ。

 ■モデルも聴取へ  捜査1課は、押尾容疑者の携帯電話の通話記録や交友関係の洗い出しで、知人や過去の交際女性の証言を入手。押尾容疑者がこれまでにも同様に、MDMAを譲渡していた疑いがあることが分かってきた。さらにMDMAを押尾容疑者に渡していたネット販売業の友人の男の存在が判明。この男についても、逮捕状が出ているほか、田中さんの携帯を捨てた押尾容疑者のマネジャーにも証拠隠滅容疑で逮捕状が出た。また、押尾容疑者から過去にMDMAを譲り受けた20代の女性モデルからも事情を聴く。押尾容疑者から、田中さんの実家には、謝罪の連絡はない。「ただ本当のことを言ってほしい。娘は亡くなり、何も言えないわけだから」。母の正子さんは、そう話している。http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/332498/Banner_logo_051

 

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