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2009年12月20日 (日)

千円高速「ガス欠」急増 増える渋滞、減るスタンド(20日)

高速道路の大幅な割引が始まった今春以降、高速道路を走行中に燃料がなくなった自動車から日本自動車連盟(JAF)に出動を求めるケースが急増している。割引で利用者が増え、渋滞が多発した影響という。景気低迷で高速道のガソリンスタンドが減っていることも、追い打ちをかけているようだ。

 「予想外の渋滞でガソリンがなくなってしまった」「なんとかパーキングエリアまでたどり着いたが、次の給油所までもちそうもない」。JAFには4月以降、高速道を走行中の会員からのこんな連絡が相次いでいる。

 いまのところガス欠による事故の報告はJAFに寄せられていないが、走行中に本線で止まれば追突される恐れがある。故障などで路肩に停車中の車が追突された例は過去にあり、極めて危険だ。

 JAFによると、燃料切れによる出動はここ数年、減少傾向にあった。ところが、高速道で「一律千円」の割引が始まった3月末以降、状況は一転した。4月は前年比約11%増の1289件。割引のある土曜、日曜が突出して多い。その後も前年を上回るペースで出動が続き、夏休みの8月には1769件で前年を25%も上回った。お盆期間(8~16日)に限ると36%も増えている。単に高速利用者が増えただけではなく、「これまで高速道を使うことが少なかったドライバーが、燃料消費のペースを読み違えた」といったケースもあるという。

 さらに、最近の給油施設の減少も関係しているとJAFはみている。

 高速道路各社では旧日本道路公団時代からの指針で、おおむね50キロごとに給油施設があるサービスエリア(SA)を設置してきた。しかし、最近は景気低迷や原油価格の高騰で、採算がとれなくなった給油施設の閉鎖が相次いでいる。東北自動車道の下りでは今年3月末、花輪SA(秋田県)の給油施設が閉鎖された。これにより、岩手山SA(岩手県)から青森東インターチェンジ(IC)まで、約156キロも給油施設がない状態になっている。東日本高速道路の管内では05年以降、8カ所の給油施設がなくなった。

九州・沖縄でも今春、24カ所のうち7カ所が休止や廃止に。九州自動車道下りの宮原SA(熊本県)から宮崎ICの約140キロなどで給油施設がなくなった。JAFによると、こうした「空白地帯」でガス欠を起こすケースが目立っている。西日本高速道路は「利用の少ない給油施設はやむなく閉鎖したが、残っている施設はできる限り維持してゆきたい」と話している。

 気温が下がる12月は、バッテリーがあがってしまうトラブルに対応する出動がもっとも多い季節でもある。JAF広報部は「万が一のためにJAFが控えているわけだが、安全のためにも高速の利用前に燃料の残量と、バッテリーの状態をチェックして」と呼びかけている。(佐々木学) Logo3 http://www.asahi.com/national/update/1219/TKY200912190389_01.html

 

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