« 酒井法子被告に有罪判決 懲役1年6カ月執行猶予3年(9日) | トップページ | 島根女子大生遺棄:胴体も平岡さんと断定、胸に切り傷(9日) »

2009年11月 9日 (月)

「薬物と手切り更生を」裁判官が酒井被告諭す(9日)

「今回に限って刑の執行を猶予する」。“のりピー”の愛称で親しまれた元アイドルに言い渡されたのは、執行猶予付きの有罪判決だった。

 覚せい剤取締法違反に問われた酒井法子被告(38)の9日の判決。東京地裁の村山浩昭裁判官は、覚せい剤への「依存性」を指摘しつつも、酒井被告が覚せい剤を勧めた夫と離婚し、覚せい剤と「絶縁」する決意を示したことへの期待を表した。ただ、覚せい剤犯罪の再犯率は高く、更生の道は平坦ではない。酒井被告は午前11時半前、黒いシャツとパンツスーツ姿で法廷に入った。村山裁判官が、証言台の前に進んだ酒井被告に主文を2度、言い渡すと、酒井被告は、軽くうなずき、最後に深く一礼してイスに座り、判決理由の朗読に聞き入った。

 村山裁判官は最後に、「あなたは長年の芸能生活の中でドラマや映画に出てきましたが、残念ながらこれは現実です。その重みは今後、実感すると思います。重みに負けず、薬物と手を切って更生されることを望んでいます」と説諭。さらに「主文は分かっていますか。念のために主文を言ってみて下さい」と尋ね、酒井被告は「懲役1年6月、3年間の執行猶予です」と答えた。

 酒井被告は初公判の被告人質問で、「(覚せい剤に)依存性を感じていない」と語り、民間団体のサポートを受けずに更生を目指す意向を示していた。法廷で、裁判官から「また使いたくなることもあるのでは」と問われ、「使わない」と答えたが、その根拠については、「迷惑をかけて信頼を失い、悲しい思いをしたから」と述べるにとどまり、違法薬物を断つ具体的な手立ては見えてこなかった。

 覚せい剤は、依存性が高く、法務総合研究所の研究報告によると、1948~2006年に初犯が覚せい剤取締法違反だった人から抽出された2万8710人中29・1%が同種再犯を犯しており、各種犯罪の中で最も同種再犯率が高かった。

 法務省は、薬物依存のある受刑者を対象に、再犯防止のための処遇を実施。執行猶予が付いた場合でも、保護観察が付けば、薬物検査や特別なプログラムの受講が昨年6月から義務づけられた。しかし、酒井被告の判決には保護観察が付いておらず、その場合は、国の監督下から外れ、薬物依存を脱することは、本人の意志や努力次第となる。

 薬物依存で刑務所への出入りを繰り返した男性(47)は「執行猶予の場合、生活は自由になるが、相談相手がいなくて孤独感を覚え、刺激を求めてしまう」と話す。薬物依存者の回復を支援する民間団体「日本ダルク本部」(東京)の近藤恒夫代表は「自ら薬を断つことは、無人島にでも行かない限り難しい。酒井被告の場合、介護の勉強をする前に、まずは覚せい剤を断ち切ることを最優先に考えるべきで、民間団体のサポートを受けることも選択肢の一つだ」と話している。(2009年11月9日13時04分  読売新聞)Yomiuri_koudoku1_2 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091109-OYT1T00373.htm?from=main2

 

« 酒井法子被告に有罪判決 懲役1年6カ月執行猶予3年(9日) | トップページ | 島根女子大生遺棄:胴体も平岡さんと断定、胸に切り傷(9日) »

裁判」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「薬物と手切り更生を」裁判官が酒井被告諭す(9日):

« 酒井法子被告に有罪判決 懲役1年6カ月執行猶予3年(9日) | トップページ | 島根女子大生遺棄:胴体も平岡さんと断定、胸に切り傷(9日) »