« 京都・宇治市52歳男性死亡事件 男性が金銭トラブルを警察に相談、警官が出向くことも(18日) | トップページ | 「DNA確度低く、自白必須」 足利事件の地検内部資料(19日) »

2009年10月19日 (月)

リオ五輪 平和に開かれるのか 麻薬組織銃撃戦、20人死傷(19日)

「世界で最も危険な都市」といわれながら、2016年夏季五輪の開催地に決まったばかりのブラジル・リオデジャネイロで17日、麻薬密売組織同士の銃撃戦が発生した。警察ヘリコプターが出動したが、撃墜されて警官2人が死亡。その後、警察・特殊部隊と麻薬組織との間で銃撃戦となり、組織メンバー10人が死亡、住民ら8人が負傷した。五輪開催に向けては、治安の改善が最重要課題になっているが、早くも「大丈夫か」の声も上がっている。

 ■麻薬組織銃撃戦、20人死傷   事件が起きたのはリオ北部のファベーラ(スラム街)、モーロ・ドス・マカコス。地域を牛耳っているリオの3大重武装麻薬密売組織の一つ、アミーゴス・ドス・アミーゴス(友の中の友)のメンバーが、縄張りを侵した対立組織のメンバーと銃撃戦になった。現場を遠巻きするように警察や軍が総勢2000人を配置。上空では警察ヘリが警戒に当たったが、旋回中に操縦士が脚部に被弾し、制御不能となって墜落した。さらに現場近くでは、警察の過剰対応に住民が抗議、バス10台以上に放火して騒然となった。殺人はリオでは日常茶飯事だが、ロイター通信は事件を「リオ・スタンダード(基準)でも、度がきつい方の事件」と描写した。

 貧富の差の大きさが決定的な社会の不安定要因になっているリオでは、麻薬組織暗躍の温床であるファベーラが約1000カ所に点在。 800万人規模の人口(公式統計上は約 610万人)の都市でありながら、年間約6000件もの殺人事件が起きている。警察官が容疑者を射殺するケースも、年間約1000件ある。日本ではリオというと、カーニバル、コパカバーナ海岸、ボサノバ…などが想起され、平和な観光歓楽都市といったイメージが持たれやすいが、これはほんの一面のバーチャルな世界だ。

 ■「警察の怠慢が原因」   それでもリオが五輪開催地に選ばれたのは、米国東海岸と時差が2時間しかないというテレビ視聴の好条件にあると多くの関係者はみている。当初本命だったシカゴのモチベーションが下がり続ける中、昨年6月の一次審査で最下位の評価だったリオに、最終評価書で国際オリンピック委員会が下駄をはかせて高評価を与えたのは、テレビ放映権料2500億円の半分以上を負担する米メディアの意向を受けてのことだ。北京五輪で、水泳の決勝が米国の放送事情に合わせて、軒並み異例の午前中に行われたのは記憶に新しい。

 事件を受けてリオのエドアルド・パエース市長(39)は「警察が怠慢だから治安が一向によくならない。もっとしっかり仕事をしろと言いたい」と憤慨した。これに対して警察のスポークスマンは「ワールドカップ(14年)にもオリンピックにも、まだ(開催まで)十分な時間がある。それまでには劇的に治安を改善させてみせる。やる時はきっとやる」と応じた。この言葉を信じたい。Banner_logo_051 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/314296/

 

« 京都・宇治市52歳男性死亡事件 男性が金銭トラブルを警察に相談、警官が出向くことも(18日) | トップページ | 「DNA確度低く、自白必須」 足利事件の地検内部資料(19日) »

海外ニュース(事件、政治、経済等)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/514231/46524247

この記事へのトラックバック一覧です: リオ五輪 平和に開かれるのか 麻薬組織銃撃戦、20人死傷(19日):

« 京都・宇治市52歳男性死亡事件 男性が金銭トラブルを警察に相談、警官が出向くことも(18日) | トップページ | 「DNA確度低く、自白必須」 足利事件の地検内部資料(19日) »