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2009年10月 1日 (木)

派遣切りの末、窃盗団へ…重機部品、ベトナム人5容疑者(1日)

埼玉、群馬両県でショベルカーなどの重機から高額部品が盗まれる被害が相次いだ事件で、両県警がベトナム人5人を窃盗容疑などで逮捕し、さいたま地検熊谷支部が窃盗などの罪で起訴していたことが捜査関係者への取材で分かった。捜査当局は、景気悪化で工場などを解雇された男らが仲間に加わり、本国へ密輸していたとみて調べている。

 起訴されたのは、20代のベトナム国籍の男5人。起訴状などによると、2月11日ごろ、埼玉県本庄市の建設会社敷地で油圧ショベルのコンピューター基板など2点(計約30万円相当)を盗んだなどとされる。 捜査関係者によると、両県警が把握しているだけで、重機の部品が盗まれた事件は、埼玉県北部や群馬県南部を中心に昨冬ごろから約70件発生し、被害総額は数億円にのぼるという。

 5人のうち2~3人は派遣契約を解除されて仕事がなくなり、仲間に加わったとみられる。1人は研修・技能実習制度を利用して来日し、愛知県の自動車工場で働いたが、昨秋、契約を打ち切られた。その後、仕事を求めて群馬県に移り、人材派遣会社に登録したが3月に契約を打ち切られたという。ベトナム人が集まる県内のディスコなどで「仕事がないなら盗みをやらないか」と持ちかけられ、食べるためと本国の両親に仕送りするため、応じたという。

 被害品の多くは数十万~500万円相当の油圧ポンプや制御コンピューターなど。男らは、重機メーカーや部品の名を記した「調達リスト」を本国から受け取り、建設現場に侵入。部品を車で持ち去り、横浜から密輸していたという。本体の盗難が相次いだ01年ごろに製造された重機の部品が多く狙われており、捜査関係者は、海外へ転売された盗難重機の修理用として需要が高まっているとみている。重機本体を盗むのに比べ、見つかる危険性が少ないことも背景にあるという。 Logo3_3 http://www.asahi.com/national/update/1001/TKY200910010220.html

 

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