警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(22、23日)
(単位・レベル)
ゲーム感覚人間
【治安解説】ゲーム感覚でひったくりをして捕まった都立高校生もいれば、ゲーム感覚で万引をして捕まると、モンスターペアレントが登場し「万引されるほうが悪い」と開き直ったり。日本はいったいどうなってしまったのかと憂えるばかりである。
「男が刃物を持って暴れている」の110番通報で、警察が現場に向かったが、男は軽乗用車で逃走した。このためパトカーや白バイ計10台が追跡して捕まえてみれば、19歳の少年だった。こんなアクション映画並の事件が、22日朝、岡山県早島町内であった。少年はなんと包丁2本を持っていた。
一方、静かな展望台広場で流れ星の観測を楽しんでいた人達を襲い、現金を奪う〝追いはぎ〟が現れた。捕まえてみれば犯人は、19歳から21歳の若者3人組。3人の若者は、21日午前4時ころ、神戸市灘区摩耶山町の展望広場「掬星台」で、オリオン座流星群を見ていた大学生の男女5人を「金を出せ」と脅し、頭を殴るなどして1人にケガを負わせ1万円を強奪。さらに近くにいた別の大学生の男女5人をも襲い、1万5000円を強奪し、逮捕された。掬星台は夜景スポットとして知られ、大学生たちはオリオン座流星群の観測にきていて被害に遭った。
この事件、罪種別では「路上強盗」事件だが、最も多い発生場所は、文字通り道路上で平成20年の数字では強盗事件の認知件数1437件のうち、84.7%を占める。次いで駐車場8.1%と続くが、今回のような公園は珍しく僅か1.9%にすぎない。
もちろん「人」がいないため、必然的にそうなるのだろうが、今回の事件は、「流星見物」という人の集まる場所を狙いうちにして、しかも、自分たちより大勢の集団をターゲットに襲いかかっている。
被害者たちは携帯も持っており、110番通報されれば捕まることも分かっていながらしかも、逃げるどころか、2つのグループを襲うという大胆さ。カーチェス事案も含めてゲーム感覚でないとできない犯行ですよ。誰の責任かよ~く考えましょう。全国的な体感治安は「レベル3(イエロー)」だが、首都東京の体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
「日本列島振り込め詐欺」は、 北海道で不審な電話相次ぐ。http://policestory.cocolog-nifty.com/blog/cat20778300/index.html
★【判定方式】
刑法犯の発生件数や検挙率などの数値治安に対して、最近は「体感治安」と言う言葉が一般化してきました。辞書を引いても出て来ませんが、国民が体で感じる感覚を温度に例え「体感治安」と名付けられたものです。平成7年に当時の警察庁長官だった國松孝次氏の造語とされています。「体感」はあくまでも体感であり、本来、数字で表すものではありませんが、あえて挑戦ました。内閣府の調査によりますと国民が治安情報を入手するのはマスコミということから、東京都内発行の新聞の事件・事故の扱いから、感じる度合いを分析し「警視庁管内」の治安度数とします。
【基準値】
レベル5 治安情勢は最悪 ポイント100~80
レベル4 治安の悪化 ポイント 79~60
レベル3 治安の悪化傾向 ポイント 59~40
レベル2 治安の悪化の兆し ポイント 39~20
レベル1 平穏 ポイント 19以下
【ポイント概数】
テロ・無差別殺人事件等 80~50
路上殺人や連続殺人・連続強盗・強姦70~60
広域重要事件 50~40
肉親殺人事件(家族の皆殺し事件) 40~50
放火殺人 50~30
強盗殺人 50~20
連続放火 40~30
各項目に少年が絡む場合 +20~10
犯人逮捕記事は上記のポイント総数から -50から-10とする
その他、外的検討要件として外国や他県発生事件を判断基準に加えた。これら事件の新聞・テレビの扱いの程度(新聞では1面か社会面か。扱い段数等)とネットではブログニュースのアクセス人気度なども加えて総合的に判断した。マスコミ報道がなく平穏に感じるが、110番も多いこともあり全くの「平穏」(レベル1)をはずしています。カラーの数字がレベルを表示しています。
« 警視庁管内体感治安レベル2 | トップページ | 警視庁管内体感治安レベル2 »
「 警視庁管内 体感治安度数」カテゴリの記事
- 😢警視庁管内体感治安レベル2(2025.04.19)
- 😢警視庁管内体感治安レベル2(2025.04.18)
- 👍警視庁管内体感治安レベル2(2025.04.17)
- 😢警視庁管内体感治安レベル2(2025.04.16)
- 😢警視庁管内体感治安レベル2(2025.04.15)
コメント