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2009年9月 8日 (火)

“自供男”病死、真相闇に 住銀射殺事件14日時効(8日)

住友(現三井住友)銀行名古屋支店長の畑中和文さん=当時(54)=が、自宅のある名古屋市千種区のマンションで射殺された事件が十四日午前零時に公訴時効を迎える。バブル崩壊後の社会に衝撃を与え、企業テロの疑いも取りざたされたが、未解決のまま捜査を終えることになる。

 市東部の丘陵地に建つ高級マンション。一九九四年九月十四日午前七時すぎ、その最上階の通路で、パジャマ姿の畑中さんが倒れているのを住民が見つけた。駆けつけた愛知県警の捜査員は現場の光景が忘れられない。「首を垂れて座り込み、額から一筋の血が流れていた」当時はバブル崩壊後の混乱期で、企業幹部を狙った凶悪犯罪が多発。畑中さんが不良債権処理に取り組んでいたこともあり、特別捜査本部は「企業テロ」とみて走り始めた。

 その二カ月後、「強盗目的でやった」と“自供”する男が現れる。別の銃刀法違反事件で、大阪府警に逮捕された故・近藤忠雄元受刑者=当時(73)。「最大の証拠である拳銃を持っており解決は近いと感じた」。当時の捜査幹部は振り返る。近藤元受刑者には大学関係者を拳銃で脅し、約三億円を奪って服役した過去もあった。だが、元受刑者の供述からは矛盾が噴き出す。身長も、弾道から推定される犯人像に届かない。やがて否認に転じ「別の二人組の共犯者が撃った」などと供述は迷走した。

 テロを念頭に、膨大な取引先の洗い出しを進める一方、暴力団関係者ら約六十人を取り調べた。元受刑者は別の強盗未遂容疑などで計四回逮捕。心を開かせようと、捜査員が実家の墓掃除や母の世話までしたが、今年一月に獄中で病死した。元受刑者に拳銃を渡した元暴力団幹部も、入手先については「命が惜しいから勘弁してくれ」と背後関係には口を閉ざした。投入された捜査員は延べ十五万二千七百人。捜査対象者は千七百人に上り、三万八千台の車を調べた。当時の捜査幹部は「事件の詳細を知るであろう人物を逮捕しながら解決できなかった。遺族に申し訳ない」と声を落とした。Head_logo1 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2009090702000054.html

 

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