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2009年9月25日 (金)

顔の見える防犯 カメラよりパトロール 墨田区助成(25日)

かつて隣近所の付き合いが濃密だった東京の下町でも、マンションが増え続け、人間関係は希薄になりつつある。そんな中で、地域を犯罪から守ろうという共通の思いから結び付きを深めている例が墨田区にある。防犯カメラだけに頼るのではない地域の防犯活動が結んだ縁だ。 (菊谷隆文)

 都内屈指の盛り場の錦糸町地区。もともと繁華街が広がり、昼夜にぎわう南口。それとは対照的に、北口は昔ながらの商店や住宅が立ち並ぶ。しかし、北口でもこの十年あまりの再開発で高層マンションや大型複合ビルが増加。夜間の人の流れが増えてきた。

 「北口も治安が悪くなった」。そう話すのは、線路沿いに立つ築十年のマンションの自治会長、古沢武雄さん(67)。製菓業の二代目だが、再開発に伴い入居した。これまでに、二階の一室が空き巣被害に遭い、エレベーター内でも住人の女性が見知らぬ男に体を触られる騒ぎがあった。住人の間で防犯カメラの要望が高まり、墨田区が昨年秋に始めた設置費用の助成が話題に。助成の条件は防犯活動への参加だった。

 住人で話し合った結果、玄関やエレベーター内などに防犯カメラを設置した。それ以後、警察を呼ぶような犯罪やエレベーター内でのトラブルは発生していない。

 地域では、月一回、夜八時から約一時間、地元の「錦糸三和町会」などが二十年以上パトロールを続けていた。この防犯活動に、マンションの住人から古沢さんら十四人の自治会役員が四、五人ずつ交代で参加している。「負担は軽くないが、地域の人と知り合うきっかけになった」と古沢さんは言う。参加者の中には、マンションに住むまで錦糸町とは縁のなかった人も多い。会社勤めの夫の帰宅前、小中学生の子どもに留守番をさせて参加する母親も。居住歴十年の男性は裏通りの飲み屋街をパトロールした際、こう漏らした。「近くにこんな所があったんですね。知らなかった」

 町会防犯部長の阿部正光さん(73)は「顔が見えにくかった新住民が参加してくれて、『町を一緒に守る』という機運が出てきた」と歓迎する。パトロールには本所署の警察官も同行。電柱や路上の違法看板やチラシの撤去にも汗を流す。街の景観を保つことで犯罪抑止を目指している。この地区で十年前に九十二件あった侵入盗が昨年は二十五件に激減するなど、効果が出ている。

 墨田区内で助成を受けて防犯カメラを設置したマンションは八棟。区安全支援課の松田耕二課長は「防犯力を高めるには『自分のマンションだけ安全ならばよい』ではなく、協力する意識こそが必要なんです」と強調した。

 東京都内では墨田区と同様に、豊島区でも住民の防犯活動を条件にマンションの防犯カメラ設置費用の一部を助成している。豊島区によると既に十二棟が助成を受けたが、防犯活動が条件と知り申請を取り下げた例もあるという。Head_logo1 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2009092402000212.html

 

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