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2009年8月17日 (月)

「警察は初動が命」ミス相次ぎ通信指令部門の見直し本格化 (17日)

栃木県鹿沼市で昨夏にあった水死事案など警察の初動ミスが各地で相次いだことを受けて、全国の警察が初動対応の見直しを本格化させている。特に強化の必要性が指摘されているのが、一つ一つの判断が事件捜査や人命救助の行方に大きな影響を与える通信指令部門。警察官の現場到着が全国一早い大阪府警では、パトカーなども含めた現場指揮の一元化を進めるなど初動体制の強化を図っており、全国の警察から視察が相次いでいる。

 大阪府警本部9階の大教養室で7月31日に開かれた通信指令の競技大会では、予選を勝ち抜いた府内10署の無線基地局の専従スタッフやパトカー勤務員が3人1組で出場。架空の街で発生した強盗事件などを設定し、発生の通報を受けてから、迅速な指令と的確な配置で20分以内の犯人検挙を目指す。出場者たちは交錯する情報を整理して、本番さながら次々と指令を出した。

 大会では、指令の速さはもちろん、通報者から必要な情報をどれだけ聞き出せているか、緊急配備のタイミングやパトカーなどの配置は的確か、凶器などについて十分に注意喚起できているかなども細かくチェックされ、わずかでもミスがあると減点された。通信指令の競技大会は警察庁主催で全国大会も開かれていたが、開催に手間がかかることもあって平成9年に中止。府警も4年に同種の大会をいったん中止していたが、団塊世代の大量退職による世代交代で、後継者育成が課題になり、18年に独自に復活させた。

 また、府内64署の無線基地局に専従スタッフを配置したほか、航空隊やパトカーなども含めた現場指揮の一元化を進めるなど初動体制を強化した。その結果、110番を受理し、警察官が現場に到着するまでの平均所要時間は5分40秒(20年)と、4年連続全国1位になっている。こうした取り組みで、今年5月には警察庁長官賞を受賞し、今年度の大会では長崎や兵庫など、他県からの視察が相次いだ。

 栃木県鹿沼市の集中豪雨では通報を受けた県警が出動せず、女性が車ごと水没し死亡するなど、初動対応でミスが相次いだことを受け、警察庁は昨年12月、初動警察強化推進委員会を設置。今年3月には通信指令強化策を打ち出し初動対応の見直しを本格化させている。大阪府警通信指令室の岩間益郎室長は「初動は警察の命。初動に失敗して捜査が長引けば、膨大な費用もかかる。初動の大切さをわれわれも再認識する必要がある」と話している。Banner_logo_051_6 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/290908/

 

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