健康食品「年金たまご」捜査、10億集金か(22日)
東京都墨田区の健康商品販売会社「ライフ・アップ」(田沢吉美社長)が、「健康食品を購入すれば、毎月高額のボーナスが得られる」との触れ込みで、全国の会員から多額の出資金を募っていたとして、警視庁が出資法違反容疑(預かり金の禁止)で捜査を開始したことがわかった。
同社はこの約3年間、「年金たまご」と称した集金システムで、高齢者を中心に全国約5万人から少なくとも10億円を集めたとみられ、同庁は資金の流れについて解明を進める。
同社関係者によると、同社は、健康商品・化粧品販売会社として1989年5月に設立。2006年10月頃から、ブルーベリーやコラーゲンなどの健康食品の購入費として、毎月1万3500円を支払えば、1年目は年13万2000円を、2年目以降は年280万円以上をボーナスとして受け取れるとうたい、会員を募り始めた。勧誘の際には、「会員になると、その下に会社が自動的に子会員、孫会員を割り当て、その会員が増えるとボーナスを増額する」と説明。同社は会員を「たまご」と呼び、一連の販売方法を「年金たまご」と名付けていた。
関係者によると、出資者は、自ら勧誘に動く必要がないうえ、年金のように月々現金収入が得られることから、高齢者の主婦らを中心に会員は年々増え、約5万人に達したという。
同社のボーナスの支払いが滞り始めたのは昨年6月頃で、今年に入り、国民生活センターなどには「入会時に約束されたボーナスが支払われない」など数百件の相談や苦情が寄せられている。同庁で、こうした被害者から事情を聞いたところ、同社が表向きは健康食品の購入を持ちかけながら、実際には出資を募ったとして、不特定多数からの預かり金を禁じた出資法違反の疑いがあると判断した。(2009年7月22日03時08分 読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090722-OYT1T00039.htm?from=main4
« 「ミスチルのチケット売ります」詐欺容疑で主婦逮捕(22日) | トップページ | 全国の警察、選挙違反の取締本部設置へ(22日) »
「生活関連事件(生安部の事件 風営法等)」カテゴリの記事
- 違法メンズエステ店、1カ月で7千万円売り上げか 経営トップを逮捕(7日)産経(2022.07.07)
- 「本当は1000円だが、500円でいい」ススキノで、女性警官に客引き…身元や店の特定すすめ、39歳のホストクラブの男を逮捕(7日)TBS(2022.07.07)
- ガールズバー客引き容疑、男逮捕 府条例改正後初―大阪府警(6日)時事(2022.07.06)
- 名古屋の「ドン横キッズ」も出入り? 違法カフェの経営者ら逮捕(3日)朝日(2022.07.03)
- 商品買い取り装い高金利で現金化 容疑で男7人逮捕(27日)産経(2022.06.27)
« 「ミスチルのチケット売ります」詐欺容疑で主婦逮捕(22日) | トップページ | 全国の警察、選挙違反の取締本部設置へ(22日) »
コメント