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2009年7月21日 (火)

警視庁管内体感治安レベル2

首都東京の体感治安(21日)
  (単位・レベル)

2 千葉団地殺人容疑者を指名手配

【治安解説】 千葉市花見川区の団地で18日、住民の洋服店店員、豊田愛子さん204131_t801 (61)が殺害された事件で、千葉県警は20日、千葉北署に捜査本部を設置。豊田さんに対する殺人と、豊田さんの次女、智美さん(22)を連れ去った逮捕監禁の容疑で住居不定、職業不詳、仲田敬行容疑者(28)の逮捕状を取り、全国に指名手配した=イザよりhttp://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/280134/

智美さんは今月初めに、仲田に連れ出され、山梨や静岡などを1週間にわたり引き回され、愛知県の豊田署に保護された。その翌11日、智美さんは姉と一緒に千葉北署を訪れ「仲田にストーカー行為をされて困っている」と相談していた。そして今回の事件が発生した。

 新聞の原稿だけでは、ストーカー規制法でいうストーカーにあたるか否かは断定できないが、ストーカーと言って良いかは疑問だ。なぜなら、規制法には厳格な構成要件があるからです。では、相談を受けた警察に落ち度はなかったのか?を検証しましょう。

 報道によると「仲田とは出会い系サイトで知り合い、今年1月ごろから交際を開始した」「神奈川県などで同棲生活を送っていたが、仲田の暴力などで、6月中旬に母親の家に戻った」「その後、嫌がらせメールなどが来る」と説明しています。

 規制法でいうなら、その連れ回し後に自宅に戻ってから、待ち伏せ行為とか、尾行とか、見張りとか送り付けとか、嫌がらせメールや電話が1日に何通も届くという行為があったのだろうか。なければ規制法での立件は無理ですね。

 警察の対応は、「智美さんに被害届を出すよう勧めたが、智美さんは出さなかった」という。一番、怖いのは、この部分なんです。警察が一番苦慮する部分なんです。そして警察の対処は「仲田が住所を知っているので団地から離れた方がいい」とアドバイス、さらに団地周辺の夜間見回りを強化。事件前日には、居場所が分かるGPS(衛星利用測位システム)機能付き緊急通報装置を渡した。

 さらに、「仲田が船橋市に実家がある」と話していたことから、警察は仲田を捜すため姉さんと智美さんを連れて確認に行っている。しかし、所在は確認できなかった。これまでしていれば問題はないでしょう。

 ただし、被害届けを拒否した場合の扱いについて詳細が分からない限り、今回の警察の対応が完璧に「了」とは言い切れない部分があります。

 その理由は、「相手の行為が刑罰法令(今回は暴力行為、逮捕監禁)に該当する場合は、危険性について十分な説明をして、相談者が理解できたか」なんです。理解した上で、被害届けなどを拒否していれば、それこそ対応としては完璧でしょうね。

 私は、むしろ同棲中に暴力行為があり、逃げ帰ったのであれば、デートDVに基づいての支援措置として、智美さんに女性センターなどへの避難や住所の非開示などを薦めたほうが良かったのではないかと思いました。

 首都東京の体感治安は「レベル2(ブルー)」。「日本列島振り込め詐欺」http://policestory.cocolog-nifty.com/blog/cat20778300/index.html

【お知らせ】 狼・さそり・大地の牙
「連続企業爆破」35年目の真実
福井 惇・著
定価 :1600円(税込)
発売日 :2009年07月29日 文芸春秋社

今の新聞がダメだということがわかる地を這う取材の記録
 74年に始まった連続企業爆破事件。犯人逮捕をスクープしたサンケイ新聞取材班キャップが初めて内幕を明かした迫真のドキュメント。
内容紹介
97841637160081 1974年、日本を恐怖のどん底に陥れた企業テロ集団「狼、さそり、大地の牙」。過激派といえば、浅間山荘事件ばかりが記憶に残るが、本当に市民を対象にした無差別テロに走った集団は、彼らだった。三菱重工ビル爆破事件では死亡8名、負傷380名。警察は、犯罪集団の特定と犯人逮捕に血眼になったが、足どりは杳(よう)として掴めない。新聞記者たちは、警察に頼らない取材で彼らに迫ろうとする。そして、彼らが一斉逮捕される瞬間をスクープしたのが産経新聞だった。新聞史上に燦然(さんぜん)と輝くスクープの舞台裏を、取材班のリーダーだった元社会部長がすべて明かす真のノンフィクション。警察や官庁の発表しか書けなくなった現状の新聞ジャーナリズムに厳しく反省を迫る問題作。

 

  ★【判定方式】

Nisshou4_5 刑法犯の発生件数や検挙率などの数値治安に対して、最近は「体感治安」と言う言葉が一般化してきました。辞書を引いても出て来ませんが、国民が体で感じる感覚を温度に例え「体感治安」と名付けられたものです。平成7年に当時の警察庁長官だった國松孝次氏の造語とされています。「体感」はあくまでも体感であり、本来、数字で表すものではありませんが、あえて挑戦ました。内閣府の調査によりますと国民が治安情報を入手するのはマスコミということから、東京都内発行の新聞の事件・事故の扱いから、感じる度合いを分析し「警視庁管内」の治安度数とします。
【基準値】
レベル5 治安情勢は最悪 ポイント100~80
レベル4 治安の悪化    ポイント 79~60
レベル3 治安の悪化傾向 ポイント 59~40
レベル2 治安の悪化の兆し ポイント 39~20
レベル1 平穏                ポイント 19以下
   【ポイント概数】
テロ・無差別殺人事件等         80~50 
路上殺人や連続殺人・連続強盗・強姦70~60
広域重要事件               50~40
肉親殺人事件(家族の皆殺し事件)    40~50
放火殺人                  50~30
強盗殺人                  50~20
連続放火              40~30
各項目に少年が絡む場合   +20~10
犯人逮捕記事は上記のポイント総数から -50から-10とする

その他、外的検討要件として外国や他県発生事件を判断基準に加えた。これら事件の新聞・テレビの扱いの程度(新聞では1面か社会面か。扱い段数等)とネットではブログニュースのアクセス人気度なども加えて総合的に判断した。マスコミ報道がなく平穏に感じるが、110番も多いこともあり全くの「平穏」(レベル1)をはずしています。カラーの数字がレベルを表示しています。

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