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2009年7月 2日 (木)

「出会い系」化する交流サイト 管理会社の監視すり抜け(2日)

同じ趣味の人らが集うインターネットの交流サイトを出会いの場に使う男女が増えている。名古屋駅前ホテルの殺人事件の加害者と被害者も同サイトで知り合ったばかりの2人だった。直接会ってトラブルになる例が少なくないため、複数の管理者は利用者同士が直接会うことを禁じ、メールアドレスの交換を監視し始めた。それでも「危険な密会」は後を絶たない。

 6月9日に発生した名古屋駅前ホテルでの殺人事件で被害女性(当時26)と逮捕された永原勇気容疑者(24)が知り合った人気の交流サイトに、記者も登録してみた。「男性 ロック最高。音楽好きと話したい 地域愛知県 24歳」。実際は妻子がいる32歳だが、登録に身分確認は必要ない。 「今、バイトが終わって駅から家まであるいてるんだぁ。少しの時間付き合ってくれないかな」。携帯アドレス付きでその日のうちにメールが来た。翌日には別の女性と思われる人から「仲良くなれたらあいたいですう。愛称占いもしようよぉ☆」と来た。

 会員同士のトラブルが増えてきたため、業界は08年ごろから、誘い文句やメールアドレスの書き込みがないかを独自に監視し始めている。「有害サイト」の18歳未満の閲覧を制限する法律が成立したのを受け、業界が自主規制に動いたという。少なくとも29社が導入した。 永原容疑者らが登録していたサイトの管理会社は、450人の監視員で24時間チェックしている。利用者による通報システムもある。問題の書き込みをすると利用停止や退会処分となる。実際、記者が、2番目に連絡をくれた人のプロフィルをサイトで確認しようとしたら、その人はすでに退会となっていた。ただ、450人の監視体制に対し、会員は1400万人を超えており、「多勢に無勢」。管理会社が気づく前に当事者同士が連絡を取り合えば「密会」は防げない。

 名古屋の事件を捜査する中村署などによると、2人は事件3日前にゲームの交流サイトで知り合い、永原容疑者が「付き合おう」と持ちかけた。直接会ったのは事件の時が初めてだったという。 同署によると、永原容疑者は勤務先の同僚から「交流サイトのミニメールで知り合った女性とコンパができた」と聞き、妻と折り合いが悪くなった08年秋ごろから頻繁に利用。「他にも3女性と同サイトを通じて会った」と供述しているという。

 被害女性の友人(26)は「家族思いで優しく、まじめだった。好きな人もいたはずで、ゲームサイトなんかで出会いを求める人ではなかった」と話した。ネット社会に詳しい神戸大学の森井昌克教授は「個々のプライベートなやりとりを管理会社が取り締まることは事実上不可能」と指摘。ネットがきっかけの恋愛の危うさについてはこう言う。

 「悪意を持った人は昔からいるが、1日数十人が限度の街中と違い、ネットでは一度に数百万人を誘える。その分犯罪を起こしやすくなった。疎外感を感じていて、直接声をかける勇気もないという人がネットでの出会いに頼っており、『上手』を言う誘う方の術中にはまってしまう」(渡辺周、角拓哉) Logo3_2 http://www.asahi.com/national/update/0629/NGY200906290031_01.html

 

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