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2009年6月19日 (金)

警視庁管内体感治安レベル2

首都東京の体感治安(19、20日
  (単位・レベル)

2事件の不思議?

【治安コラム】19日午前6時過ぎ、鹿児島市下福元町の民家で、91歳の主人と87歳の妻が殺害される事件が発生した。夫妻は平屋の自宅6畳間の寝室で、頭から血を流した状態で倒れ、2人の寝室とは別の部屋の窓ガラスが割られており、さらに別の部屋の洋服ダンスの引き出しが複数開けられていた。物色されたり、物が取られたりしたかどうかはわかっていないという。近所の人の話では「2人ともやさしい性格で、うらみをかうような人ではなかった。トラブルなども聞いていない」と言う。、 市内の不動産屋によると、市内に数件の貸家を所有。「昔から地域の顔役的な存在で、この地域に長く住んでいる人ならみな、資産家であると知っている」と話す。(別掲ニュース参照)

 このニュースを見て5月25日未明に発生した東京・板橋区の不動産貸金業(74)夫婦放火殺人事件を思い出した。たしか、現場は放火されているが、家具の引き出しが開けられるなど物色された形跡があった。被害者は、戦前からの大地主で、長者番付にもたびたび登場。敷地には母屋と離れ蔵など6棟が建ち、周辺にも不動産を所有し、アパートや駐車場として賃貸収入を得ていた資産家だったという。

 古い話にもどるが、平成13年4月28日に、山形県羽黒町で資産家が殺害され現金が強奪される事件が発生。そして同年3月26日に新潟県柏崎市では建設会社社長宅に4、5人が侵入し、2550万円が奪われる事件が発生した。当時、警察庁の分析によると、二つの事件は、平成11年ごろ首都圏を中心に続発した不法入国の中国人による事件が、13年ころには地方に拡大したことを裏付ける事件として話題になった。「中国人の犯人達は日本の暴力団員を情報屋として利用していた」という事例も報告されていた。

 今回の鹿児島市と東京・板橋区の事件は「資産家」である点には共通点があるが、犯行の手口は違うようなので、はっきり言えないが、なんか、おぼろげながらも共通点が見えてならない。もちろん、真似犯も存在することから事件というものは、酷似した内容の手口が不思議と続くものである。

 平成13年の事件とはまったく関係ないが、鹿児島と板橋の事件が頭の片隅から離れないのは考え過ぎか。都内の事件は大きな発生もなく体感治安は「レベル2(ブルー)」の現状とする。 「日本列島振り込め詐欺」は2件http://policestory.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-9932.html

「刑事一代」テレビ朝日20日午後9時から2夜連続放送。1600_12001_3 

テレビ朝日が20日と21日の二夜連続で、平塚八兵衛物語「刑事一代」を放送する。渡辺謙が八兵衛役を勤めるPR番組を見て、適役だと思った。
 私が、平塚八兵衛さんと出会ったのは、昭和51年。産経新聞が「警視庁最後の名刑事」として、無試験で警視に上り詰めた捜査1課一筋の八兵衛さんが定年を迎えるというので連載企画をすることになった。担当記者は当時、社会部で警視庁を担当していた名文家の佐々木嘉信氏。私は当時カメラマンだったので写真を担当した。

 昭和43年に発生した府中3億円強奪事件の捜査に同行した時があった。八兵衛さんの身長が私と同じくらいなのに、歩き方がもの凄く早いのである。歩きながら、その訳を聞いた。回答は「君、煙草吸っている?だから息が切れるんだよ。オレは、だから煙草をやめて今はあめ玉にした。早く歩くのは、次に会う人から良いネタがとれるかもしれないと思うと、ワクワクするだろう。それが刑事っていうんだよ」。この一言で、私の「事件屋カメラマン」の人生が変わった。「数分後にどんな事件が起きるんだろう」と思うと会社に出るのが楽しくて仕方がなかった。

 ただ、八兵衛さんには「新聞記者には怖い人だ」という前評判があり、夜回りの記者には絶対に会わなかったという。玄関でピンポンを押すと、本人が「いないよ」と言う。執拗にくい下がる記者には「うるさいな。本人がいないというんだからいねぇんだよ」と怒鳴ったという。

 その八兵衛さんに、写真撮影のため「田んぼのあぜ道を歩いてほしい」と依頼した。「馬鹿野郎」と言われるのを覚悟したら「いいよ、どこを歩くのか言ってくれよ」と茨城弁が返ってきた。ピカピカに磨いた革靴が泥だらけになるのも嫌がらずに歩いてもらったことがあった。
 取り調べには厳しい人で知られ、「落としの八兵衛」の他に「鬼の八兵衛」の異名があった。ある時、映画化の話しがあったが、調べ室での手荒さから、警視庁が「ノー」と言って企画自体が流れた。

 その八兵衛さんに私が「人間・八兵衛」を感じたことがひとつある。
 あれは、吉展ちゃん誘拐事件の犯人の小原保・元死刑囚の生家を訪れた時の話しである。本人が「行ってみたい」と言いだし、捜査に訪れた当時の取材もあり、福島県石川町に行くことになった。

 社の車で八兵衛さんの自宅に迎えに行くと、背広に真っ白いワイシャツにネクタイ姿で待っていた。現地近くの花屋で花を買った八兵衛さん。小原元死刑囚はすでに死刑執行されており、生家で彼の墓を聞いた。墓は、生家の裏山の道端にこんもりとした土盛りだけだった。

 「これが、小原元死刑囚の墓」と知った八兵衛さんは、突然「保君…オレだよ平塚だよ…手紙を貰っても来れなくて悪かったなぁ」と泣き出し、土盛りに覆い被さる様に座り込み、素手で穴を掘り出した。穴は花を飾るためなのだが、ワンワン泣きながら土を掘り、その手で顔をぬぐうものだから、顔は涙と鼻汁、泥が入り混じりグチャグチャ。真っ白のワイシャツの袖はドロと涙でビチャビチャの状態。そして、嗚咽は何十分も続いた。私は、プロの二ユースカメラマンでありながら、シャッターを押すことができなかった。

 「罪を憎んで人を憎まず」…これが刑事という職業なんだ。そして、「鬼の八兵衛」の裏にはこんな、「優しい八兵衛」が隠されていたのだと思うようになった。いや、隠されていたのではなく、八兵衛さんはわざと、犯人と対峙するため隠していたのかもしれない。
 みなさん、どうか、八兵衛さんには、ドラマでは見えない部分のエピソードがあるので、それを頭の片隅に入れながら、ご覧になって下さい。この人が「ザ・刑事」です。
 

 

  ★【判定方式】

Nisshou4_5 刑法犯の発生件数や検挙率などの数値治安に対して、最近は「体感治安」と言う言葉が一般化してきました。辞書を引いても出て来ませんが、国民が体で感じる感覚を温度に例え「体感治安」と名付けられたものです。平成7年に当時の警察庁長官だった國松孝次氏の造語とされています。「体感」はあくまでも体感であり、本来、数字で表すものではありませんが、あえて挑戦ました。内閣府の調査によりますと国民が治安情報を入手するのはマスコミということから、東京都内発行の新聞の事件・事故の扱いから、感じる度合いを分析し「警視庁管内」の治安度数とします。
【基準値】
レベル5 治安情勢は最悪 ポイント100~80
レベル4 治安の悪化    ポイント 79~60
レベル3 治安の悪化傾向 ポイント 59~40
レベル2 治安の悪化の兆し ポイント 39~20
レベル1 平穏                ポイント 19以下
   【ポイント概数】
テロ・無差別殺人事件等         80~50 
路上殺人や連続殺人・連続強盗・強姦70~60
広域重要事件               50~40
肉親殺人事件(家族の皆殺し事件)    40~50
放火殺人                  50~30
強盗殺人                  50~20
連続放火              40~30
各項目に少年が絡む場合   +20~10
犯人逮捕記事は上記のポイント総数から -50から-10とする

その他、外的検討要件として外国や他県発生事件を判断基準に加えた。これら事件の新聞・テレビの扱いの程度(新聞では1面か社会面か。扱い段数等)とネットではブログニュースのアクセス人気度なども加えて総合的に判断した。マスコミ報道がなく平穏に感じるが、110番も多いこともあり全くの「平穏」(レベル1)をはずしています。カラーの数字がレベルを表示しています。

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