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2009年6月19日 (金)

「献金分散、小沢氏側が指示」検察、捜査批判に「反論」(19日)

民主党・小沢前代表の秘書に対する捜査で批判を浴びた検察。西松建設前社長・国沢幹雄被告(70)らの19日の初公判は、批判への「反論」の場となった。東北地方の公共工事で小沢事務所が「天の声」を出して談合を仕切り、西松建設側は違法献金の見返りとして工事を受注する――。検察側は冒頭陳述で、事件の構図をこう説明した。

 検察側が強調したのは、西松建設が小沢前代表側への偽装献金に連動して次々と公共工事を受注していった実態だった。さらに小沢事務所が献金の分散も指示したとしつつ、その理由を「便宜供与を、より確実に隠蔽(いんぺい)するためだ」とした。

 「小沢事務所との関係が良好でなく、特に岩手県での公共工事が取れない」 献金のきっかけは、95年に国沢前社長が当時の東北支店長からこんな説明を受けたことだった。この年に約1300万円を寄付すると、翌96年には岩手県発注のトンネル工事(約25億円)の受注に成功。これを機に定期的な献金が始まった。 97年には、小沢事務所と交渉し、年間2500万円を小沢前代表側の複数の政治団体に献金することを決定。約1500万円は西松建設から、約1千万円は西松建設の下請け企業を経由させることになったが、小沢事務所は西松建設側に一括して献金の請求書を送っていたという。

 小沢事務所は献金が表面化しないよう偽装工作も指示。西松建設側に「多額の献金として社会の耳目を引かないよう、献金名義もできるだけ分散してほしい」などと求めた。この要請に加え、政党以外への企業献金が全面禁止されたこともあり、同社は00年、ダミーの政治団体を利用するなどしたとされる。 大久保隆規秘書(48)=政治資金規正法違反の罪で起訴=が小沢事務所でのとりまとめ役になり、談合で「天の声」を出すようになったのもこのころだった。ダミー団体や関連会社ごとの献金の割り振り案の一覧表も大久保秘書らが作成し、西松建設側に提示してきたとされる。

 見返りは、巨額の公共工事の受注だったという。検察側は、西松建設が96年~06年、小沢事務所から5件の公共工事で「天の声」を受けたと主張。岩手県と秋田県が発注したダムやトンネルなどの建設工事で、東北支店長らが東京の小沢事務所を訪問して受注を陳情した結果、「本命業者」になった西松建設の共同企業体(JV)は、談合が成立しなかった06年分を除き4件の工事(総額約122億円)を受注。西松建設だけでも約59億円になった。落札率も94.5%~99.2%と極めて高かった。

 検察側は、偽装献金の動機をめぐる国沢前社長の「岩手、秋田の公共工事は小沢事務所が受注を決めていた。小沢先生の歓心を得るためだった」とする供述内容を明らかにした。続いて、「小沢事務所の意向で指名を外されたこともあった」「小沢事務所の意向には逆らえず、天の声が出たら、その本命業者に決めざるを得なかった」などとするゼネコン関係者の供述が読み上げられた。 Logo3_6 http://www.asahi.com/national/update/0619/TKY200906190303_01.html

 

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