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2009年6月2日

2009年6月 2日 (火)

法の網逃れ「下着サイト」 「出会い系」の代用に (2日)

 〈下着売ります〉〈パンツ手渡し〉

 そんな“お品書き”が並ぶケータイの下着販売サイト。何度もページを行ったり来たりしながら、少女は震える指で書き込んだという。〈14歳 下着類5000~〉

 東京・多摩地域に住む中学3年のリナ(14)(仮名)がこのサイトを見つけたのは昨年11月。どうしてもアイドルグループのライブに行きたいのに、小遣いが足りない。ふと同級生から聞いた話を思い出した。「下着を売ったり、男の人と食事したりするだけで簡単に稼げるサイトがあるよ」。ケータイで検索すると、すぐ見つかった。1回書き込むと、すぐ5~6通のメールが届く。“商談”の相手は、30~40歳代の男が多い。公衆トイレで男の体を触らされることもある。そんな時は「1万円いただきます」。体に手を伸ばしてきた相手にも「追加料金1万円」だ。最初は怖かった。だが、「しょうがない」と割り切ると、いつしか震えは止まっていた。これまでの稼ぎは約10万円。黒髪を後ろで束ねた制服姿はごく普通の中学生だ。「親にも友達にも内緒。ばれたら本当にまずい」。良くないとは分かっていても当分やめるつもりはない。

◎「男女の出会いの場」をうたった出会い系サイトが頻繁に使われるようになったのは1990年代後半だ。未成年者が巻き込まれる事件が相次ぎ、2003年6月には18歳未満の書き込みなどを禁じた出会い系サイト規制法が成立。昨年12月にはさらに規制強化された。運営業者には公安委員会への届け出が義務づけられ、利用者に身分証明書を送らせるなど年齢確認も厳格化。9年間続いてきた“老舗”の出会い系サイト「スター・ビーチ」が今年1月に閉鎖するなど、廃業が相次いだ。

 しかし、出会いの場は家出掲示板や下着サイトなどに移っている。03年から家出相談の掲示板を運営している神奈川県の30歳代の男性は「法改正後、次々と掲示板が現れ、業者の競争が激化している」とみる。ある家出掲示板では、都内の男子大学生(19)がナンパにいそしんでいた。都内に住む18歳女性をかたり、「いま渋谷にいる人いない?」「一緒に遊ぼう」などと少女を品定めする。

 「出会い系は登録に個人情報が必要で、リスクも高い。普通の子が使っている家出サイトの方が相手を見つけやすい」。過去に2回、家出少女を泊め、うち1人と性的関係も持ったという。

◎ 「家を提供しているのだから、性的な関係になっても構わないと思っていた」

 都内の住宅街で家族と暮らす会社員の男(34)は、読売新聞の取材を受け、事件をこう振り返った。会社員は06年1月、家出掲示板で出会った少女にわいせつ行為をしたとして神奈川県青少年保護育成条例違反容疑で逮捕され、有罪判決を受けている。会社員は、家族と住む自宅とは別に、隣接市に家出少女用のアパートを借りていた。高速道路を使って車を飛ばし、東北地方に住む14歳の少女を迎えに行ったこともある。逮捕されるまでの3か月間に判明しただけでも、関係を結んだ相手は14~16歳の3人にのぼる。会社員は、家出掲示板を狙った理由をこう語った。「利用者が当然、未成年だろうと思ったから」http://www.yomiuri.co.jp/national/oya2/oya090425.htmYomiuri_koudoku1_3

 

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