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2009年5月10日 (日)

★警視庁管内 体感治安レベル2

首都東京の体感治安(11
  (単位・レベル)

2 危機管理の甘さ露呈

【治安解説】8日から10日にかけて、日本列島は「不況」を如実に表す強盗やさい銭ドロなどが相次いだ。兵庫県小野市ではガソリンスタンドに強盗が押し入り、160万円が被害に遭ったほか、青森市内では10万円のコンビニ強盗。徳島市では52万円の無銭飲食、滋賀県長浜市では5000円のさい銭ドロ逮捕、同県彦根市では18歳の少年が「生活費がほしかった」として強盗を働き逮捕されている。仙台市では55円の所持金で34万円の飲食をした詐欺容疑で男が逮捕された。例によって首都圏の事件発生は少なく体感治安は「レベル2(あお)」を維持する。

 愛知県蟹江町の一家3人殺傷事件は県警が「屋内に不審な若い男 署員目撃後、姿消す」を発表してさらに謎が深まった。少なくても5月7日以前のニュースをまとめると、謎の部分はあるものの発見時にカギはかかっているし、そのカギは屋内から発見されているなど、推理マニアにとっては、犯人の絞り込みができていた。

 ところが、8日以降の警察官の犯人目撃報道で状況は一変した。その流れは、こうなる。
---殺害された次男の上司の要請で、地域課の警察官が被害者宅に向かった。到着すると両手を縛られた3男が玄関から出て来て「強盗に遭いました。中で2人が死んでいます。犯人は逃げました」と助けを求められた。警察官は3男を敷地外に連れ出して玄関に戻ると、ドアの隙間から玄関口にうずくまっている男が見えた。警察官は「出て来て下さい」と声をかけたが応答はない。警察官は無線連絡のため現場を数分間離れた間に、男は逃げた(毎日新聞8日中部夕刊)---

 同紙は、ジャーナリストの大谷昭宏さんと警視庁元捜査1課長の田宮栄一さんのコメントを掲載している。大谷さんは「3男から被害の申告があった時点で全ての関係者の足止めは当たり前」。田宮さんは「うずくまった男を被害者と思い、救急車や応援要請であれば一概には責められない」という。

 問題は、現場に駆けつけた警察官の階級は巡査で、たったひとり。間違いはここから始まっていると小欄は指摘したい。その理由は「出勤しないので見てほしい」という対象の家に急行し、カギがかかっていた場合は、警察官と言えども中に入ることはできないからだ。警察官と言えども強制執行はできないのである。ましてや「応答がない」の相談であれば、あらゆる場合を想定しなければならない。判断に責任のある階級職を含めて複数で現場に行くべきであろう。

 次に「警察が発表しなかった」点については、こう解釈すべきだろう。
 飼い猫まで殺害している点を考慮すれば、犯人が被害者宅に出入りが可能な人物だった可能性が高く、指紋等を含めて極めて乏しい証拠での立件を強いられる。居残っていた男との関係を聞く上で、調べには必要な材料となるのだ。
 ただし、被害者の3男が「イントネーションがおかしな男に襲われた」と言っている以上、第2の犯行の危険性も考えられ、周辺住民に対する広報はすべきであったと指摘されてもしかたがない。これは結果論になるだろう。
 いずれにせよ、「巡査ひとりの行動」は、あまりにも危機管理意識の低さが問われる結果となってしまった。

「日本列島 本日の振り込め詐欺」http://policestory.cocolog-nifty.com/blog/cat20778300/index.htmlは、警視庁が「セレブ女性紹介」詐欺商法摘発へ。被害額は10億円。

 

  ★【判定方式】

Nisshou4_5 刑法犯の発生件数や検挙率などの数値治安に対して、最近は「体感治安」と言う言葉が一般化してきました。辞書を引いても出て来ませんが、国民が体で感じる感覚を温度に例え「体感治安」と名付けられたものです。平成7年に当時の警察庁長官だった國松孝次氏の造語とされています。「体感」はあくまでも体感であり、本来、数字で表すものではありませんが、あえて挑戦ました。内閣府の調査によりますと国民が治安情報を入手するのはマスコミということから、東京都内発行の新聞の事件・事故の扱いから、感じる度合いを分析し「警視庁管内」の治安度数とします。
【基準値】
レベル5 治安情勢は最悪 ポイント100~80
レベル4 治安の悪化    ポイント 79~60
レベル3 治安の悪化傾向 ポイント 59~40
レベル2 治安の悪化の兆し ポイント 39~20
レベル1 平穏                ポイント 19以下
   【ポイント概数】
テロ・無差別殺人事件等         80~50 
路上殺人や連続殺人・連続強盗・強姦70~60
広域重要事件               50~40
肉親殺人事件(家族の皆殺し事件)    40~50
放火殺人                  50~30
強盗殺人                  50~20
連続放火              40~30
各項目に少年が絡む場合   +20~10
犯人逮捕記事は上記のポイント総数から -50から-10とする

その他、外的検討要件として外国や他県発生事件を判断基準に加えた。これら事件の新聞・テレビの扱いの程度(新聞では1面か社会面か。扱い段数等)とネットではブログニュースのアクセス人気度なども加えて総合的に判断した。マスコミ報道がなく平穏に感じるが、110番も多いこともあり全くの「平穏」(レベル1)をはずしています。カラーの数字がレベルを表示しています。

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