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2009年5月26日

2009年5月26日 (火)

裁判員がわかる:/26 公判~その1

裁判員に選ばれた竹橋剛さん(35)=仮名=が、神田秋子さん(22)=同=とともに評議室に戻ると、既に他の4人の裁判員が集まっていた。午後1時20分。そろそろ開廷時刻だ。 裁判長「それじゃあ参りましょうか」 剛さんは、法服姿の裁判官3人について廊下を進む。再び緊張で胸が高鳴ってきた。「やはり自分には荷が重いのでは」

 法廷へつながるドアが開けられた。裁判長を先頭に一礼して法廷に入っていく。剛さんもあわてて続いた。中央に座る裁判官3人の両脇に裁判員の席が3席ずつある。あらかじめ決められた席に剛さんも座った。 席を埋めた傍聴人の視線が、自分に集まっているように感じた。「50人くらいいるだろうか」。腕章を付け、ペンとノートを手にしているのは新聞記者だろう。必死に心を落ち着かせて、法廷を見回してみた。

 両サイドには、それぞれ長机を前にして、向かい合う形で検察官と弁護人が座っていた。机の上には六法全書や書類の束がそろえられている。 裁判員席から見て右側にいるのが検察官だろう。その隣に、私服姿の中年女性が硬い表情で座っている。剛さんは思った。「確か被害者参加制度っていうのがあったな。放火の被害に遭った人だろうか」。左側の席には弁護人が1人で座っていた。まだ被告らしき姿は見えない。

 被告はこれまで、弁護人席の前に置かれた長椅子に着席してきたが、裁判員裁判では、(1)裁判員に「被告が犯人」との予断を与えかねない(2)被告と弁護人の意思疎通が取りづらい--などの理由から、着席位置を弁護人の隣に移すことが認められた。どちらに座るかは、事件ごとに裁判所が判断する。 ほどなくドアが開き、被告が入ってきた。【安高晋】=毎週水曜掲載Logo_mainichi1_2 http://mainichi.jp/select/jiken/saibanin/wakaru/news/20090506ddm013040182000c.html

 

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