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2009年5月 8日 (金)

2009年5月 8日 (金)

★警視庁管内 体感治安レベル2

首都東京の体感治安(9
  (単位・レベル)

2 悪ガキを撃墜する新仕掛けとは

【治安解説】「高周波」の音を使って〝悪ガキ〟を撃墜する-こんなアイディアがひとつの自治体から飛び出した。その自治体とは「東京都足立区」。区長の名は近藤やよい氏。青山学院大経済学部博士過程を卒業して警視庁の女性警察官になったのが昭和58年。平成元年に退職し、税理士を経て9年に都議会議員に。そして平成19年の選挙で区長に就任した。

 さすが、元警察官だけあって区民の生命と財産を守る防犯面に対する意欲は定評があり、今回は、年齢を識別して「蚊取り線香」並に悪い奴を撃墜するという前代未聞の防犯作戦に乗り出すという。

 フジテレビによると、導入する機材は、イギリス製で、大人には聞こえにくい高周波を発生させる機材。「モスキート音」と呼ばれる高周波の音で、個人差はあるものの良く聞こえるのは20代前半までだという。設置するのは同区の北鹿浜公園だ。

 同公園では、窓ガラスが割られたり、シャッターが破壊されるなどの被害が相次いでおり、侵入防止に有刺鉄線が張りめぐらせているが被害を押さえることはできない。いずれも若者らによる犯行で、昨年はおよそ300万円もの被害が出ている。この対策として若者撃退マシンの導入を決定した。「変な音を聞いていられない」として、公園内に侵入する若者がいないくなる効果が期待される。

 近年は、振り込め詐欺を含めて、「当局対犯人」の頭脳合戦が続いているのが現状。防犯対策はアイディア勝負の時代なのかもしれない。

7日午後8時5分ごろ、東京都新宿区の路上で、自転車で帰宅途中の女性(60)が後ろからきた男に顔などを殴られ、現金約8000円が入った手提げバッグを奪われたが、通行中の男性に取り押さえられ、警視庁戸塚署に強盗傷害の現行犯で逮捕された。5月2日には江東区の路上で、帰宅途中の大学講師の女性が、後ろからきた男にバッグを奪われる事件があったが、警戒中の警察官が犯人を逮捕している。こうした街頭犯罪の発生は、ボディブローのように体感治安を悪化させるが、発生即検挙は犯罪抑止の特効薬となる。よって警視庁の体感治安は「レベル2(あお)」を維持する。

「日本列島 本日の振り込め詐欺」http://policestory.cocolog-nifty.com/blog/cat20778300/index.htmlは、「大阪府警摘発の警察官を騙る詐欺の指揮者は中国人だった」など6件。

 

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小説警視庁薬物特命捜査官(53)

      突然の報告会

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「早いんですね。ありがとう…。もう起きます。きょうこれから…。そうだ送致だっけ」
 鬼頭は、髪の毛を気にしながら留置室に走った。その仕草に白鳥は、吹き出した。
 歯磨きを済ましたころ、携帯が鳴った。妻の絵美からだった。
 「貴方、着替えをどうなさいますか?。お持ちしますか?」
 絵美のこの声が、今朝は何故か特に優しく聞こえた。
 「そうだな、今日は調べがないから…。帰れると思うから…いいや」
 鬼頭は、母親と絵美の年齢をだぶらせた。絵美は私より五つ年下だから今、五十四歳。母は五十二歳で亡くなっていた。「母と妻の年齢を比べてどうするのか?」と自分で思った。そうしたら鬼頭は「母ちゃん。どうすれば良いんだ」と、思いっきり絵美にすがって泣きたくなってきた。
 鬼頭が新橋の特命捜査官室に着いたのは午前九時を少し過ぎていた。署長報告を済ませてからの出発となったためだった。
 部屋に着いたのは丁度、警視庁ニュースが流れている途中だった。警視庁では毎朝九時に庁内ニュースを全館放送する。当然、管内の百一署にも一斉放送されるのだ。
 「警察庁の重森課長が君の話しを聞きたいと言っていた。午前中、二人で行くか?」
 理事官からの言葉だった。鬼頭は、コーヒーをすすりながら、理事官に聞いた。
 「よろしいのですが…理事官のご都合は?」
 「ご都合?どうしたの今日は。いやによそよそしいですね。もうよその人になってしまいましたかな?」
 礼によって理事官のジョークが飛んだ。
 「会議があるのではないでしたか?昨日は理事官がそう言っていたような気がしたので…」
 「会議と言っても、午後の都合の良い時に君との打ち合わせと二課とのすりあわせでもしようと思っただけだよ。それに…」
 理事官が口籠もった。
 「それに…は何ですかね?」
 「いや、地下口座の件。二課が調べている名義人の木川田鈴子だが…。名義人だけでなく穴守を調べたいと二課が言ってきた場合、十日で渡した方が良いのか、どっちか片方だけとは行かないような気がしたのでね…」
 鬼頭もどうするかと気になっていた部分だった。覚せい剤を完全に絵を描くまでには、まだまだ一日だけの感触では読み切れない部分もあった。
 「どうでしょう。一応、昨日は北朝鮮との仕事関係は素直に認めました。勿論、覚せい剤五百㌘を二百五十万円で後藤田に売ったこと。二百五十万円は木川田の口座に振り込ませたという事実は認めています。時間的に北朝鮮と覚せい剤の関係にまで行けなかったがある程度の時期が来たら、二課と同時に調べるという方法はいいのではないのかと…」
 風間が鬼頭に聞いた。
 「個々の話しだからだが…これからは組織の部分に入るとなると、金の流れと絡めて調べたほうが強いような気がするのだが…鬼頭君はどう思うかね」
 鬼頭も是非、そうしたいと思っていた。そうすれば私情を挟む余裕はないと思ったからだ。
 「勿論、中心は北朝鮮から流入する覚せい剤の国内密売組織の解明にある訳で…鬼頭君の調べが中心で良いのだから…。鬼頭君ね。重森課長とあらかじめ打ち合わせしておいてから、二課との話し合いに臨んだほうが良いと思うんだよ。それで…」
 鬼頭もこの風間理事官の意見に賛成だった。
 重森に電話で時間の打ち合わせをすると重森は午後一時からではどうかという。風間は捜査二課長の石本に電話、その内容を伝え「警察庁が終わり次第に打ち合わせを開始する」ことで一致した。
 警察庁の十八階の重森薬対課長の部屋には、刑事局の捜査一課理事官などが集まっていた。生安からは霧島企画課長、警備局からは小嶋外事課長も来ていた。会議でもないのに感心の高さが分かった。
 「ご苦労さんです。ちょっと聞かせて貰ってもよいでしょうか?」
 小嶋課長が風間理事官に聞いてきた。風間は、面食らったように驚いた。
 「そんな、もう解決ではありませんからね。私のほうは重森課長に報告と打ち合わせに来ただけですから…」
 重森が言った。
 「もう、どうしようもないのですよ。警視庁から鬼頭さんと風間さんが来られると言っただけで、こうなんですから…」
 

 

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