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2009年3月 9日 (月)

☆首相「漆間副長官と記者、受け止め方にずれ」 西松事件(9日)

Logo3 麻生首相は9日午前の参院予算委員会で、西松建設の違法献金事件に絡んで「自民党側は立件できない」とした漆間(うるま)巌官房副長官の発言について、「オフレコの記者懇での発言が誤って報じられた」と述べ、報道機関の誤報であるとの認識を示した。首相が発言を否定する漆間氏を擁護したことで、批判の矛先は首相にも向かいそうだ。首相は同日午後の同委で午前の自らの発言について「漆間副長官の記憶と記者の受け止め方の間にはずれがあったというのが正確なところだ」と釈明した。 漆間氏も同委に出席し、「特定の政党を挙げて、どうのこうのとか、そういう話はしていない」と公式に発言を否定。その一方で「真意が伝わらない形で報道され、ご迷惑をかけた」と陳謝した。国会で官僚トップの事務の官房副長官が答弁に立つのは異例。首相は「先例としない扱いで国会に出席をさせることにした」と述べた。 漆間氏はまず、記者との懇談はオフレコで、録音もメモもないため、「記憶の限りで話したい」と述べたうえで、(1)この種の事件では一般論として違法性の認識を立証することはいかに難しいか(2)金額の多寡は違法性の認識を立証するうえで大きな要素となる(3)検察は本人が否認しても起訴できるだけの証拠を持っているとみられる――の3点を指摘したと説明。「特定の政党の議員への捜査の帰趨(きすう)は発言していない」と述べた。 「自民党側に捜査が及ばない」という趣旨の発言をしたという報道について、「事実に反するのか」と問われた漆間氏は「私が警察出身者であるので誤解されたのではないか。マスコミ側が私の発言をどう認識されたのかはわからない。私が記憶している部分では(そういう発言はなく)、あとは記者の認識の問題だ」と述べた。一方で漆間氏は「一般論であっても言う必要はなかった。申し訳ない」とも釈明。副長官就任以来、「検察当局とは一切の接触をしていない」「検察の捜査について事前に報告を受けたり、どうなっているかと聞いたりしたことはない。今回の件で私が情報を持っていたことは全くない」と強調した。漆間氏の発言には、民主党が「内閣の中枢と検察との間でやり取りがあったと思われても仕方がない」(鳩山由紀夫幹事長)と問題視。この点について漆間氏は「官房副長官就任後、検察当局と接触していない」「この事件は新聞報道で知った」と述べた。 漆間氏の発言は、発言者を特定しないで報道できる記者との5日のオフレコ懇談で出た。そのため、報道各社は発言者を「政府高官」などとして報道。その後、民主党などが「官邸が検察情報を入手していると疑わせる」と問題視した。同党は発言者が漆間氏とみて、漆間氏を予算委員会に呼び、真意をただす構えを見せていた。 河村官房長官は8日、この高官を漆間氏と明かしたうえ、「極めて不適切な発言」と漆間氏を厳重注意していた。

◇ 麻生首相は9日の参院予算委で、5日夕に首相官邸で行われた漆間氏との記者懇の内容をもとにした記事について、「発言が誤って報じられた」と答弁した。しかし、報道各社の記事は、細かな表現に違いはあるものの、漆間氏が「自民党側に捜査は及ばない」という趣旨の発言をしたと一様に報じている。朝日新聞も、自民党でも西松建設関連の献金が明らかになっていることについての漆間氏の記者懇での発言をもとに、「自民党側は立件できないと思う。特に(違法性の)認識の問題で出来ないだろう」と6日付朝刊で掲載した。首相発言について、河村官房長官は9日の記者会見で、「記者団の受け止めと漆間副長官の言われたことにズレがあったのではないか、という認識だと思う。そこのズレがあったということを『間違った』という表現をされたのだと思う。それは総理の本意ではないと思う」と釈明した。

◇■漆間官房副長官の発言に関する各社の報道

朝日新聞「自民党側は立件できないと思う」

読売新聞「自民党の方にまで波及する可能性はないと思う」

毎日新聞「この件で(東京地検が)自民党の方までやることはないと思う」

日本経済新聞「自民党に及ぶことは絶対ない」

共同通信「自民党議員に波及する可能性はないと思う」http://www.asahi.com/politics/update/0309/TKY200903090108_01.html

漆間氏辞任要求も検討 民主・鳩山氏 

Logo3_2 9日の参院予算委員会で漆間(うるま)巌官房副長官が、西松建設の違法献金事件にからみ、「自民党側に捜査は及ばない」という趣旨のオフレコ取材の発言を否定したことについて、民主党の鳩山由紀夫幹事長は同日、今後、漆間氏の辞任要求も検討する考えを示した。山形市で記者団に「(辞任要求は)必要に応じて出てくる可能性がある」と語った。 鳩山氏は「元警察庁長官の漆間氏がなぜ官房副長官に起用されたかを考えれば、政権中枢と検察のやり取りがあったと考える方が自然だ」とも述べた。また、麻生首相が同日の参院予算委の答弁で、漆間氏の発言が「誤って報じられた」と述べたことについては「今日までの総理としての歩みからみると、また逃げられたなと。逃げの発言、ぶれた発言と思わざるを得ない」と批判した。首相のこの発言には、自民党内からも「余計な答弁だ。漆間氏個人の問題から総理の問題に飛び火する」(中堅議員)との懸念が出ている。http://www.asahi.com/politics/update/0309/TKY200903090180.html

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