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2009年2月24日 (火)

☆刑事→子育て→納棺師に 「一人ひとりの死、心に刻む」実話です(24日)

Tky2009022401851 Logo3_4          米アカデミー賞の外国語映画賞を受賞した「おくりびと」で本木雅弘さんが演じた主人公のように、戸惑いながらも旅立ちの現場に立ち会う新米納棺師がいる。元刑事の時田さくらさん(37)。茨城県の葬儀会社に勤めて8カ月になる。死と向き合うその仕事を「つらくはない。送ってさしあげたとき、じーんと充実した気持ちになります」と話す。2月中旬、茨城県内の一軒家で納棺式があった。ベテラン納棺師の谷島巧章さん(53)がアルコールを浸した脱脂綿で鼻や口の中を消毒し、綿を詰める。時田さんがピンセットや化粧道具を渡す。眉墨をすっと引くと、亡くなった男性の顔が若返る。15分ほどで化粧は終わり、ほおがふっくらした遺影の印象に近づいた。遺族が「今にも起きてきそう」と涙ぐんだ。 時田さんは宮崎県出身で、19歳で警視庁に入庁。刑事になって働き、結婚後、妊娠したのを機に27歳で退職。10年間は主婦業に専念していた。 子ども2人が小学生になり、再び働こうと仕事を探していた昨年6月、「さくらほーる」の文字が目にとまった。茨城県桜川市の葬儀会社の葬祭場。末期がんだった叔父の死から間がなかったせいかもしれない。面接を受け、就職が決まった。 入社初日は、同世代の女性の葬儀だった。残された幼い子どもの無邪気な姿に、カーテンの裏で泣いた。初めての納棺は10日目。失敗は許されない。「やるしかない。無理なら辞めよう」と覚悟を決めた。  納棺は手順を暗記しても、遺族が見守る中での緊張で、体は思い通り動かない。慣れないことばかりの職場で「最初の3カ月ぐらいはよく泣いていました」。 刑事時代にも、交通事故や薬物中毒などで「死」に接していた。だが、子どもを産み育て、年齢を重ねたことで、受け止め方が深くなったように感じている。「納棺はご遺族の悲しみを癒やす『心のケア』の入り口になっていると思う」と言う。 先輩納棺師の谷島さんは、時田さんが勤める葬儀会社の仕事をはじめ、約20年間で1万3千件の納棺を手がけた。「何も考えず、集中して手を動かす。ほんのひと手間で、故人のお顔が見違えるんです」と話す。 2年前に膠原(こうげん)病の一種の難病と診断されて入院し、今も薬を飲んでいる。映画「おくりびと」には「死は誰もが通過する門のようなもの」というせりふがあるが、長年遺体と対面する仕事をしてきても、死は怖かった。「死を意識して戻ったから、なおさら一人ひとりを悼み、自分の心に刻もうと思っています」 「おくりびと」のオスカー受賞について、谷島さんは「日が当たらなかった納棺という仕事を知らせてくれてうれしい」と喜ぶ一方で、「行く先々の反響がすごい。気が引き締まる」。 時田さんは「主人公と同じように半年やってみて、やっと続けていけるかもしれないと思い始めた。『おくりびと』は、なくてはならない仕事です」と話している。(見市紀世子) http://www.asahi.com/national/update/0224/TKY200902240184.html

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