★日本列島 本日の振り込め詐欺 (12日)3件
振り込め詐欺に利用された銀行口座の金が不正に引き出された事件。不正に使われた書類から採取された指紋や、金を引き出した男の容姿などから、埼玉県警は、裁判所の実務に精通した京都家裁書記官広田照彦容疑者(35)=偽造有印私文書行使容疑で逮捕=が、1人で専門知識を悪用して金を引き出したという見方を強めている。広田容疑者が作り上げたとみられる架空の人物「馬場(ばんば)」氏の足跡をたどってみると――。 「南海電車で仕事に行くので、新今宮駅の近くで部屋を探している」 07年10月初め。日雇い労働者らが利用する大阪市西成区のあいりん地区にある簡易宿泊所に、こう話す男が現れた。宿泊所の管理人によると、男は年齢30代半ばで、小ぎれいな私服姿。日本最大の日雇い労働者の街では珍しい、会社員風の男だった。 従業員(39)が6畳一間で1日につき1400円の部屋に案内すると、「すぐに契約したい」と申し出た。契約書に書いた名前は「馬場○○」。素性は明かさなかったが、従業員は話しているうちに独特の言葉遣いに気付いた。「京都の人か」と思ったが、深入りしなかった。「馬場」氏は西成区に現れる直前の同年9月、記憶喪失を理由に京都家裁で戸籍の取得を許可されたことになっていた。戸籍の生年は広田書記官と同じ1972年。その際、偽造された家裁の書類には広田書記官の名前があった。 「馬場」氏は京都府南丹市の旅館の住所を本籍地として届け出た。旅館は当時、広田書記官が勤めていた京都家裁園部支部から1キロほどの場所にある。「馬場という人物も広田という人も知りません」。創業80年以上の旅館のおかみ(50)は困惑した様子で話した。 宿泊所での「馬場」氏の部屋には日中、出入りする様子はなく、夜も電気がつくことはなかった。管理人(68)は「使ってないなと思った」。ただ、「馬場」氏あての郵便物は少なくなかった。中小の金融機関からたびたび受け取り印が必要な封書が届いた。「馬場」氏は10日に一度、家賃をまとめて払いに来る際に管理人が預かっていた郵便物を受け取り、また姿を消した。今年1月になると、管理人に「馬場」氏から電話があった。「京都に知り合いができ、そこに住むので部屋を引き払いたい」と解約を告げてきた。かぎは「お世話になり、ありがとうございました」と書かれた便箋(びんせん)とともに郵便で送られてきたという。7月、「馬場」氏は通天閣にほど近い大阪市浪速区の簡易宿泊所を契約していた。その1カ月ほど後には、京都府境にある大阪府島本町のマンションの部屋を借りた。かぎを渡した管理人(63)によると、「馬場」氏は30~40歳ぐらいで、生活に疲れた様子に見えたという。「馬場」氏は、振り込め詐欺に利用された「凍結」口座から金を引き出すことができるようにする訴訟を京都地裁に起こしたことにして、9月、「勝訴」判決を得る。判決を、このマンションの住所から全国の複数の裁判所に送付して口座から実際に金を引き出せる状態にした。 広田書記官は、その口座から金を引き出して「馬場」氏の口座に振り込むよう依頼する書類を偽造した容疑で今月、逮捕された。埼玉県警は、「馬場」氏の部屋から広田書記官の名前が入った郵便物を見つけている。また、振り込み依頼書からは広田書記官の指紋を検出。振り込まれた金を京都市内のATMから引き出した「馬場」氏の映像を分析したところ、広田書記官の容姿に似ていたこともわかった。 広田書記官は京都大卒。96年に裁判所の事務官になり、04年に書記官任官。京都家裁や支部に勤務した。金を得るため、専門知識を使って戸籍を偽造して一人で「馬場」氏になりすまし、京都地裁の判決や振り込み依頼書を偽造して一連の行為に及んだのではないか――。そんな見方を強めている県警は、広田書記官の行為を他に知っている者がいたのかどうか、慎重に調べている。(津阪直樹) http://www.asahi.com/national/update/1211/TKY200812110316_02.html
たすきで振り込め詐欺注意
振り込め詐欺の被害防止に協力しようと、群馬県の大学で初めて箱根駅伝に出場する、上武大学の駅伝部員が詐欺の被害防止を呼びかけるたすきをして走りました。上武大学駅伝部は群馬県の大学で初めて正月の箱根駅伝に出場します。12日は藤岡警察署で駅伝部員8人が警察官から「ちょっと待ってその振り込み」などと書かれたたすきをそれぞれ受け取ったあと早速、藤岡市内の公園を走りました。部員たちは公園を散歩していた人から「頑張ってね」「気を付けるよ」などと声をかけられていました。上武大学の駅伝部員は箱根駅伝本番に向けてキャンパスのある伊勢崎市などで毎日20キロから40キロ、走っていて、今後も路上での練習の際にこのたすきをかけ、振り込め詐欺の被害防止を呼びかけていくということです。上武大学駅伝部の花田勝彦監督は「ふだんから練習で道路をたくさん走るので防犯パトロールの意味でも役に立てると思う。生徒には振り込め詐欺が少しでも減るようにアピールしてほしい」と話していました。http://www.nhk.or.jp/maebashi/lnews/02.html
振り込め詐欺11月は減少
香川県内でもことし急増している振り込め詐欺の被害が11月は大幅に減少したことが明らかになりました。その一方で警察では、「新しい手口による未遂事件も確認されている」として引き続き警戒を呼びかけています。香川県警察本部のまとめによりますと、ことし11月までの県内の振り込め詐欺の被害は148件で被害金額は1億6400万円です。これは去年の同じ時期に比べ件数で9件多く、金額で4700万円、率にして40パーセントと大幅に多くなっています。一方、先月1か月の被害は8件、金額は100万円で、ともに今年に入って最も少なく、去年の同じ月に比べ件数は半分以下に、金額でも1300万円少なくなりました。これについて県警察本部では「10月に全国の警察をあげて被害防止キャンペーンを行ったことや被害が数多く報道されたことで社会に警戒感が広がってきているのではないか」としています。その一方で、コンビニ店などで簡易型郵便小包の「エクスパック」によって現金を送らせるといった新しい手口による詐欺未遂事件も確認されていることから警察で警戒を呼びかけていますhttp://www.nhk.or.jp/takamatsu/lnews/04.html。
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