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2008年12月 2日 (火)

☆相次ぐ筋違い犯罪、一方的思い込み→理不尽な犯罪へ(2日)

Yomiuri_koudoku1_2 心当たりが全くないのにつけ狙われる。見ず知らずの他人に、自宅を突き止められる――。 元厚生次官宅襲撃事件の手口とよく似た、筋違いで陰湿な脅迫や暴力が相次いでいる。一方的な思い込みが、理不尽な犯罪へとエスカレートする前に、防ぐ手立てはあるのだろうか。今年9月。福島県郡山市の結婚相談所に、フェンシングの剣や大型ナイフを持った派遣社員の男(34)が押し入ってきた。男は12本もの刃物を持っており、駆け付けた警察官に銃刀法違反容疑で現行犯逮捕されたが、相談所の担当者たちや、登録している派遣会社の社員の殺人を計画していたことが判明した。 動機は「思うように女性を紹介してもらえなかったため」。相談所の担当者は「苦情のメールは来ていたが、お客様の一人と思っていた。まさか私たちが狙われるとは」と今でも戸惑いを隠さない。 金沢市の山出保市長(77)は昨年9月、自宅に「けがをさせるぞ」という脅迫状が郵送されてきた。脅迫容疑で逮捕されたのは、工事の許認可を巡って長年、市役所にクレームをつけていた75歳の男。市長の自宅は市の職員の住所録に掲載されており、山出市長は「市長という立場上、住所を隠すわけにはいかない。脅迫状ぐらいでとどまっていたから良かったが……」と渋い表情だ。 大阪のデパート「大丸心斎橋店」では今年4月、閉店直前に売り場やトイレで不審火が起きた。翌月、現住建造物等放火未遂容疑などで逮捕されたのは、「イタリアブランドなのに、なぜ中国製なんだ」と電話をしてきた飲食店手伝いの女(47)だった。 周囲に迷惑をかける問題行動が、犯罪に発展する前に防ぐことはできないのか。2000年11月に施行されたストーカー規制法は、つきまといや待ち伏せなどを繰り返すことを禁じ、警告や禁止命令に従わなかった場合は逮捕できると規定している。つきまといが殺人などに発展する前に対処することが狙いだ。 しかし、同法は恋愛感情に基づく行為が前提で、逆恨みやねたみなどを発端にした行為は対象外。東京、大阪、鹿児島など23都府県は、迷惑防止条例に恋愛感情以外のつきまとい行為を禁止する規定を盛り込んでいるが、東京都で06年以降、摘発されたのは13人にとどまっている。

 ◆事件には必ず予兆◆

 ストーカー被害などの相談に応じるNPO「ヒューマニティ」(東京)の小早川明子理事は「筋違いの思い込みをもとに事件を起こす人には必ず予兆がある。元厚生次官宅襲撃事件でも、近隣住民やタクシー運転手らが、かなり以前から迷惑行為を受けていた。そうした場合、我慢をせずに警察や被害者支援団体など専門窓口に相談をすれば、問題行動がおさまる可能性もある。社会的な立場の高い人は、普段から、身の回りの安全に気を配ることも重要」と話している。

2008年12月2日14時33分  読売新聞)

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