☆産経新聞【Re:社会部】9月7日…運命の事件(7日)
警視庁捜査1課の面々も強い運命を感じざるを得なかったことでしょう。ある40代の刑事が担当していた死体遺棄事件が、彼の死の直後に解決に向けて大きく動き出したからです。彼が担当していたのは、東京都江戸川区の元会社役員の男性が平成18年9月に失踪(しっそう)し、静岡県富士市の山林で白骨遺体で見つかった事件です。男性が金銭トラブルを抱えていたことや実行犯3人が判明したものの、リーダー格の男が中国に逃亡するなど、捜査は手詰まりの状態が続いていました。彼は事件現場に一番乗りし、誰よりも思い入れを抱いていました。昨秋に治療困難な癌(がん)が見つかり、闘病生活に入りましたが、忘年会では「解決までには復帰するから」と気丈に振る舞っていたそうです。結局、復帰はかないませんでしたが、捜査1課長らが遺影の前で事件解決を誓った直後、捜査は急展開を見せます。リーダー格の男が中国で身柄を拘束され、別の強盗事件で神奈川県警に逮捕されると、男性殺害を全面的に認める上申書を提出したのです。さらにもう一つ、彼があえて選んだとしか思えないものがあります。9月7日。被害者の男性が2年前に失踪した日が命日になりました。(呂)
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/193678/
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