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2008年11月16日 (日)

☆鳥インフル怖い でも「飢え」心配 渡り鳥、広がる餌付け中止 東北地方(16日)

Msn_s1 産経ニュース

青森、秋田県境の十和田湖畔で今年4月、ハクチョウから強毒性の鳥インフルエンザウイルスが検出されたことをきっかけに、東北地方の渡り鳥の飛来地で鳥インフルエンザの感染を懸念し、飛来するハクチョウなどへの餌付けを禁止する動きが広がっている。飛来地では観光客の姿が消え、代わりに立ち入り禁止の柵や靴の裏を消毒するマットが設けられた。専門家は、餌付けをやめれば野鳥が分散して、大量感染のリスクが減るとして効果を認めるが、長年餌付けを行ってきた市民団体には戸惑いが広がっている。(田中幸美) 4月にハクチョウへの感染が発覚した秋田県は、数回にわたり全市町村に餌付け自粛を求める通知を出した。養鶏農家200戸を擁する同県は、有名な比内地鶏の産地。県自然保護課は「家禽(かきん)への伝染を予防するのが第一」と話す。青森、岩手、宮城の3県も飛来地の市町村に同様の要請をした。毎年1000羽が飛来する福島市の阿武隈川沿いにある「あぶくま親水公園」。これまで、冬場の観光資源にしようと同市は、餌付けとエサの受け入れを奨励してきたが、今年は一転。川辺に青いシートを設置して立ち入りを制限している。30年前から餌付けをしてきたという近所の主婦(65)は「今年だけやらなかったらカモが飢えてしまうのでは」と心配顔だ。“禁止”を打ち出したのは、約1万羽のハクチョウが訪れる全国屈指の飛来地、山形県酒田市の最上川。同市は9月下旬、餌付けと立ち入りの禁止を決め、旅行社にも通知した。「ほかにも観光資源があるので、観光への影響は少ない。鳥インフルに感染したハクチョウが来なかったのは、運が良かっただけ」と危機感を募らせる。鳥インフルエンザは、鳥同士の感染が基本で、人には容易に感染しない。だが、ウイルスの変異によって人に感染する新型インフルエンザの出現が世界的に懸念される。餌付け中止は、ウイルスに感染した野鳥のフンや羽が人の靴底などについて運ばれるのを防ぐための対策と考えられる。今回の動きについて、日本野鳥の会自然保護室の古南幸弘室長は「(野鳥と人との関係の)弊害を見直す良い機会」と話す。野鳥は、人間の餌に依存しないのが基本で、絶滅が心配されたり、体力が落ちて餌を取りにくい場合に限った緊急避難的な給餌に限るべきだという。「ペット感覚で餌を与えるのは問題」と警鐘を鳴らす。大槻公一・京都産業大鳥インフルエンザ研究センター長も「餌付けでごっそり野鳥が集まったところに、感染した鳥がやってきたら大量死につながる」と話し、リスク分散の観点からも餌付けの中止を評価している。https://app.cocolog-nifty.com/t/app/weblog/post?blog_id=608760

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