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2008年10月 3日 (金)

☆【大相撲八百長訴訟(3)】「横綱昇進に1000万」ライターも具体的証言(3日)

Banner_logo_051_8 《元小結、板井圭介氏に続いて証言台に立ったのは、記事を執筆したノンフィクションライターの武田頼政氏だ。板井氏と比べても見劣りしない大柄な体格の武田氏は、グレーのスーツ姿。黒縁めがねに口ひげ、あごひげという特徴的な風貌で、少し窮屈そうにいすに座ると、自身の経歴について説明を始めた》

 講談社側の代理人「あなたの、ジャーナリストとしての関心分野はどういったものですか」
 武田氏「元々は航空と軍事です。航空雑誌にいましたが、雑誌がつぶれちゃったので、1988年に週刊現代のライターになりました」
 講談社側の代理人「本は何か出されていますか」

 武田氏「2年前に(プロ野球の)ジャイアンツの本を出しました。あとは相撲です。オウム真理教坂本弁護士一家殺害事件については、最初にスクープしたと自負しています」
 講談社側の代理人「(活動分野は)相撲だけではないということですね」
 武田氏「スポーツだけでは食べていけませんので」

 講談社側の代理人「いつから相撲の取材をされているのですか」
 武田氏「1988年9月ごろです。ちょうど、その年の3月に若貴兄弟が入門し、デスクなどに『おまえは体が大きいから相撲をやれ』と言われたためです。(若貴兄弟が所属していた)藤島部屋を中心に取材していました」
 講談社側の代理人「それは、何かすぐに記事にするための取材だったのですか」
 武田氏「若貴がどう成長し、出世していくのかを長期的に追うため、朝稽古や巡業先にもついて行きました」

 講談社側の代理人「朝稽古の取材というのは、何時ぐらいからしていたのですか」
 武田氏「午前5時とか6時を連日です。終わった後、親方に話を聞いたり、あと、本人達は口が堅いんですが、本人達の言葉を何とか引き出そうと」
 講談社側の代理人「巡業にもついて行ったのですね」
 武田氏「ほとんど全部行きました。当時は若貴ブームで、どこにおっても大騒ぎでしたから。本当に、藤島部屋に日参していたという感じでしたね」

 《講談社側の代理人は、武田氏の取材経験を紹介することで、記事に信憑性があることを印象づけたいようだ》

 講談社側の代理人「5年以上はそういう感じだったのですか」
 武田氏「もちろん。それぐらいやっていないと仕事になりませんから。親方さんとかにどれだけ顔を覚えてもらえるか。力士からもこそっと『かわいがりにあって、悩んでいる』といった話を聞いたりね。お相撲さんの言葉を引き出すのには、時間がかかります」

 講談社側の代理人「それは相撲界の性質もあるのですか」
 武田氏「すごく因習にとらわれています。八百長問題もそうですが、表と裏の顔がはっきりしているので、裏の部分を見るには時間も技術も必要なんです」
 講談社側の代理人「まずは信用してもらうと」
 武田氏「信用を勝ち取るのと同時に、『批判もするよ』という姿勢を見せて、受け入れてもらえないと週刊誌は書けません。スポーツ紙とは違いますから」

 講談社側の代理人「一朝一夕ではないということですね」
 武田氏「簡単ではないです。まったく」

 《武田氏は、閉鎖的とも言える相撲界での取材に、時間をかけて食い込んでいったという。続いて、代理人はいよいよ八百長問題に切り込んだ》

 講談社側の代理人「八百長があるというのは、いつごろどういう経緯で知りましたか」
 武田氏「(19)89年の秋ごろ、藤島部屋のある力士が国技館の前で肩を落としていたんです。ご飯に誘って話を聞くと、『昨日(前日)の段階で、相手から2万円で負けてくれと言われていた。だが、親方から絶対に八百長はするなと言われていたから、断ったが、負けてしまった』と話していました。ごく自然に八百長があることを知りました」

 講談社側の代理人「そして取材を進めていくと…」
 武田氏「八百長の問題を避けては通れないことを知りました。相撲界のためにもならない。八百長をさせないという、藤島部屋の方針にも共感していましたし、そういう不正があるのが許せなかったんです」
 講談社側の代理人「八百長は何のために行われているんでしょうか」
 武田氏「ある種の番付安定装置です。全く弱い選手が横綱になることはできません。強くないと、八百長する権利はないからです。八百長により、横綱を下の者が支える、というムラの論理があるんです」

 講談社側の代理人「どういうことですか」
 武田氏「横綱に負けてあげることで大金をもらい、その代わりに2番、3番という(勝ち)星をもらえる。それで自分の地位を保持するんです」
 講談社側の代理人「星の貸し借りというのは」
 武田氏「『星まわし』というやつだと思いますが…。今場所勝ったら、来場所お返しするよ、と。ただ、(八百長の仕組まれていない)ガチンコ(の取り組み)でも勝っておかないと、勝ち越すことは難しいんです」

 講談社側の代理人「どんなものが対価になるのですか」
 武田氏「下の子達が、『今日、両親が来ているから勝たせてよ』といって頼む場合には、たばこ1カートンとか、1~2万円。幕にはいると、50万とか、。横綱昇進がかかっていると、けたが違う。横綱昇進を1000万で勝ったという人の話も聞いたことがあります。力士の人間関係もあります」

 《武田氏は、相撲界に蔓延しているという八百長のシステムを、具体的に証言した》

 講談社側の代理人「(昨年11月場所に行った)取材の中で、八百長が広がっていたという認識はありましたか」
 武田氏「朝青龍を中心として、かなり広がっていた。朝青龍を軸に、それが展開していたと聞きました」
     =(4)に続くhttp://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/183929/


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