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2008年10月 3日 (金)

☆【大相撲八百長訴訟(4)】「“中盆”が支度部屋を行き来してマッチメーク」 次々飛び出す力士の実名 (3日)

Msn_s1_2 産経ニュース

《相撲界に蔓延(まんえん)する八百長問題を告発する記事を執筆した武田頼政氏は、「朝青龍を軸に八百長が広がった」と証言した。ベテラン記者の口から出た大物力士の実名に、法廷には緊張した空気が漂った》 《引き続き質問に立った講談社側の代理人は、昭和23~24年ごろの新聞記事のコピーを次々と武田氏に示し、記事の一部や見出しを読み上げ、武田氏に感想を求めた》

 講談社側の代理人「『あれは明らかに八百長だ』『味気ない大物の取り組み』『八百長色の極めて強い相撲』『欺瞞(ぎまん)行為』とあります」

 武田氏「昭和20年代からずっと、『このままでは相撲界はダメになる』という(現在と)同じような指摘があった。これを見て驚いたし、昔のメディアの方が健全だったなと思いました」

 《代理人は、同時期に発行された相撲専門誌のコピーを手に質問を続けた》

 講談社側の代理人「ここには、『八百長かどうかは見れば分かる』とあるが、見れば分かるのですか」

 武田氏が証言「お相撲さんは、みんなそう言います。(元小結の)板井(圭介)さんに特殊能力があるわけではなく、相撲をちょっとやった人間なら見れば分かります」

 《代理人が、専門雑誌に掲載された八百長を指摘する記事を読み上げ、「これだけ八百長は蔓延されていたということですか」と尋ねると、武田氏ははっきりとした口調でこう答えた》

 武田氏「(八百長は)根深く相撲界に蔓延しています。治らない病気です」

 《続いて代理人は、八百長問題に関する日本相撲協会の見解について質問した。協会は八百長の存在は認めていない。しかし、武田氏は以前、八百長にあたる『故意による無気力相撲』を行った場合、相撲協会が力士に課す懲罰規定を巡り、協会幹部のある発言を耳にしたという》

武田氏「89年に当時の二子山理事長らが、『懲罰規定を発動したことはない』と、オフ(非公式)の場ではっきりと言っていた」

 《八百長を前提にしたとみられる二子山理事長の発言。これが本当ならば、相撲協会の八百長対策は有名無実化していたということになる。さらに武田氏は証言する》

 武田氏「(八百長の)存在をはっきりと認め、『いい加減にしろ。おれの目は節穴じゃない』と、二子山理事長が机をたたきながら言っていたのを、はっきりと聞きました。(八百長があることを)前提としており、現在も行われていることは(協会も)よく承知していると思います」

 講談社側の代理人「相撲協会は、あなたを訴えていますが」

 武田氏「一言で言うと、盗人たけだけしい! これは犯罪。詐欺ですから。日本相撲協会がやっている詐欺行為に、僕らは警鐘を鳴らしている。文化論をやっているんじゃない。訴えてくること自体が、どういう了見だ、と」

 《武田氏は時折、語尾をふるわせながら相撲協会への怒りをぶちまけた》

 講談社側の代理人「(取材活動を行っていた)2年前、八百長は誰が主導していましたか」

 武田氏「主導は朝青龍です。『中盆(なかぼん)』という存在で、旭天山(大島部屋所属の元力士)という人間が、東西の支度部屋を行き来しながら、マッチメークというか、交渉をしていました。金額や、星の動かし方などです。国技館の支度部屋裏の通路で(交渉相手と)話していました。今は、力士同士が携帯電話でやりとりしていることもあります」

 講談社側の代理人「金額は」

 武田氏「50~100万。旭天山や直接交渉によって、決まります」

 講談社側の代理人「決まり手などについても打ち合わせするのですか」

 武田氏「最近は、どういう差し手で、どういう展開で、というところまで決めています」

 講談社側の代理人「記事の影響はありましたか」

 武田氏「非常に八百長がやりづらくなりました。まず、旭天山が(支度部屋を)行き来できなくなりました。そういう意味では、ガチンコ勝負は増えていると思います」

 《八百長の現状について、武田氏は事細かに証言した。続いて、代理人は朝青龍自身の八百長疑惑について質問した》

 講談社側の代理人「朝青龍の八百長について、具体的に情報を聞いたのはいつですか」

 武田氏「2006年の春ぐらいです」

 講談社側の代理人「どのようにしてですか」

 武田氏「いろんな人から電話がきて、『とにかく朝青龍の八百長がひどい。けいこも巡業もしないのに、そういう奴が金にあかせて星を買うことが許せない』と」

 講談社側の代理人「どういった人から聞いたのですか」

 武田氏「高砂部屋の関係者と現役力士。そのほかにもいます」

 講談社側の代理人「その情報が正しいと思った根拠はなんですか」

 武田氏「予告通りに朝青龍の優勝が決まっていくからです。9月場所が終わった時点で、『もう11月場所の朝青龍の優勝は決まってるんだ。中日が過ぎたら決まりだよ』と(情報提供者から)聞き、本当なのかと思ったが、この予告通りだった。これは間違いないと思いました」

 《武田氏はさらに、朝青龍関が八百長をしている根拠として、平成18年11月場所での千代大海関、琴光喜関との取り組みを上げ、いずれも『流れが不自然だ』と指摘した。また、取り組み前の朝青龍関の支度部屋に緊張感がないことにも言及。『ぴりぴりして近寄れなかった』という元貴乃花関を引き合いに出し、『(朝青龍関が)あれでまともな相撲がとれるとは思えない』と話した》講談社側の代理人「(八百長の行われる相撲は)見ていても全然おもしろくないのですか」

 武田氏「そうですね。詐欺師の試合を見ても、誰がおもしろいかと」

 講談社側の代理人「一連の記事について、内容に誤りがあったと思っている部分はありますか」

 武田氏「何一つないです。自信を持って、お送りしています!」

 《記事の正当性を主張した武田氏は、記事の目的を尋ねられると、再び相撲協会への怒りを爆発させた》

 武田氏「(相撲協会は)本当に許せない。何が嫌かといえば、力士たちが傷ついていることです。やりたくもない八百長をさせられ、抜けられなくなっているんです。人権無視も甚だしい」

 講談社側の代理人「そのような思いで記事を書いたということですね」

 武田氏「書き続けます」

 《力強い宣言を最後に、講談社側の主尋問が終了した》

 《約1時間の休憩をはさんで行われた反対尋問では、武田氏が『八百長試合だった』と証言した平成1811月場所の千代大海関、琴光喜関との取り組みについて、質問が集中した》

 相撲協会側の代理人「朝青龍関と千代大海関との一番で、八百長の約束は事前にされたということですか」

 武田氏「はい」

 相撲協会側の代理人「誰がどういう風にやったのですか」

 武田氏「旭天山だと聞いています」

 相撲協会側の代理人「力士同士が携帯電話で(打ち合わせを)やった可能性は」

 武田氏「あると思います」

 相撲協会側の代理人「どちらかは分からないということですか」

 武田氏「はい」

 相撲協会側の代理人「いつのことですか」武田氏「前日、もしくは後半戦が始まる前です」

 相撲協会側の代理人「いつされたかは分からないですか」

 武田氏「そのへんは、はっきりしていません」

 相撲協会の代理人「朝青龍関が払うと約束した金額は」

 武田氏「えーと、80万だと思います」

 相撲協会の代理人「その話は誰から聞きましたか」

 武田氏「申し上げられません」

 相撲協会側の代理人「80万を実際に払ったかの確認は」

 武田氏「とれていません」

 《相撲協会の代理人は、琴光喜関との取り組みについても、同様に質問。似たやりとりの繰り返しに、武田氏が『僕は相撲界全体について取材しており、一件一件についてはそんなに大切だとは思いません』といらだちを見せる場面もあった》

 相撲協会側の代理人「記事で『ガチンコでない』(八百長に関与しているという意味)と紹介された力士で、取材をした人はいますか」

 武田氏「栃東、魁皇、朝青龍です」

 相撲協会側の代理人「3人だけですか」

 武田氏「はい。そのうち、(元)若ノ鵬がちゃんとしゃべってくれるから、大丈夫ですよ」

 《元若ノ鵬関は、今後、講談社側に立って、八百長疑惑について証言するとされている。自身も会見で『アンフェアな取り組みを強いられた』と暴露しただけに、どのような証言が飛び出すか注目が集まっている》

 《この後、相撲協会側の代理人や裁判官らが記事の編集体制や取材方法などについて質問し、武田氏に対する尋問が終了した。続いて、いよいよ朝青龍関が証言台に立つことになる》

     =(5)に続くhttp://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/081003/trl0810031620010-n1.htm

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