★水際対策に“秘密兵器” 振り込め被害17億円超 千葉銀ATMの携帯制限装置(14日)
振り込め詐欺被害抑止の切り札として、金融機関の現金自動預払機(ATM)コーナーで携帯電話の通話を制限する装置が、電波法の壁を乗り越え、県内で最初に運用できる見通しとなった。警察庁幹部が視察に来るほど注目が集まる水際対策。九月末までに県内で確認された被害額が十七億円を超え、過去最悪ペースが続いている現状に、県警は「歯止めをかけたい」と期待を込める。これまで、あの手この手で振り込め詐欺への注意を呼び掛けてきた県警。携帯電話でATM操作を指示して現金を振り込ませるケースが多いことから、ATMで食い止める対策についても県内の金融機関と協議してきた。金融機関の協力を得て、ATM画面に振り込め詐欺多発を警告する表示を出したり、ポスターや旗を設置。利用客への声掛けも強化した。さらに、携帯電話の利用を控えるように呼び掛けるステッカーをATMに張るなどしてきたが、携帯電話で指示されて振り込んでしまう被害は続いていた。“秘密兵器”として、注目が集まったのが、医療機関やコンサート会場に導入されていた携帯電話の使用制限装置だった。携帯電話の電波を別の電波で抑制することで“圏外状態にできる。これをATM対策に使えないかと考えた県警と千葉銀行は五月に、東京都内のメーカーに依頼。メーカーは医療用の制限装置を改良し、抑止電波の微調整を可能にした。ATMの一角に設置すれば、一~二メートルの範囲内でATMを操作する客だけ携帯電話の電波が届かなくなり、順番待ちの客には影響が出ないという。メーカーは千葉銀行のATMコーナーで電波の抑制範囲の検証を重ね、運用計画を総務省に提出した。同省は当初、不特定多数の人が利用する場所への設置に難色を示していたが、メーカー側によると、十一月中には認可がおりて運用開始できる見込み。制御装置はレンタル方式になる予定で、料金は銀行側が負担する。千葉銀行広報部は「セキュリティーの一つで、利用客の安心感につながる。導入のノウハウを他行にも開示したい」としている。県警が九月末までに認知した振り込め詐欺の被害は、前年同時期より三百七十三件増加して九百十六件。被害額は約五億九千万円増の約十七億二千万円に上っており、毎日約六百三十万円の被害が出ている。このうち、息子を装って示談金名目などで現金を振り込ませる「おれおれ詐欺」が五百六十件(前年同時期比百九十八件増)を占め、年金などの払い戻しを装い、ATMの操作を指示して現金を振り込ませる「還付金詐欺」の二百八十三件(同百八十五件増)が続いた。 http://www.chibanippo.co.jp/news/chiba/society_kiji.php?i=nesp1223950299
千葉県警は最初から熱心にこの問題に取り組んできた。警察庁の刑事局長も現地視察をするなど、特に力点を置いた対策を訴えてきた。
一時は、暗礁に乗り上げたかに見えた。報道によれば、総務省の見解は「コンサートホールや図書館などでは、騒音防止などを目的とした携帯電話に対するジャミングを行うことがある。この行為は無線局の設置とみなしており、総合通信局の許可が必要。許可無くしての実行は未遂を含め電波法に違反する。そしてこのような許可はコンサートホールやそれに順ずる施設に限り、移動局の許可は出せない」というニュースが掲載されたからである。で、小覧では「ふざけるな」と怒った。総務省というのは頭が固すぎる」と激怒した。そんな時、協力する銀行が現れ、警察庁の刑事局長の視察となったニュースを見てホットしたものだった。かなりの高額費用が必要のようだが、全国的に拡大することを期待したい。オレオレ詐欺だけではないのです。身代金目的誘拐とか、薬物取引とか今後も多いに役立つと思います。
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