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2008年10月 5日 (日)

☆【衝撃事件の核心】猛毒ヘビ51匹、渋谷の「ヘビ屋敷」で捜査員が見た仰天光景 輸入規制なしの不思議 (5日)

Msn_s31  産経ニュース

東京・渋谷のマンションで8月、港湾作業員の男が毒ヘビ51匹を無許可で飼育していた事件で、男がどのように大量のヘビを入手していたかの詳細が浮かび上がってきた。海外で生息する毒ヘビのほとんどは無許可飼育が禁じられているのに、輸入規制はないという“盲点”が悪用された。日本に流入した毒ヘビはインターネットなどを通じて売買されているといい、全国で無許可飼育されている毒ヘビの数は「未知数」なのだ。(道丸摩耶)

“飼いヘビ”に手を噛まれた

 7月15日午後。渋谷区神宮前のマンションから、東京消防庁に1本の119番通報が入った。 「ハブに噛まれた」 救急車で病院に運ばれたのは、港湾作業員の柏木信一被告(41)=動物愛護法違反罪などで起訴=だった。柏木被告は医師にこう説明した。 「飼っているハブに餌をやろうとしたら、指を噛まれたんです」 毒ヘビの種類によって血清の種類は違い、噛まれたヘビの特定は、治療手段を決める重要な手がかりとなる。しかし、医師は柏木被告の言葉に首をかしげたという。 「ハブの被害が多い沖縄の病院にも確認したようですが、柏木被告はしびれや呼吸困難など、ハブに噛まれたケースとは異なる症状を示していた」(捜査関係者)のだ。 それでも柏木被告は「ハブ」と言い張った。だが、毒が回って急速に具合が悪くなっていく。命の危険を感じるに至って、ようやく自分を噛んだのが体長約1メートル80センチの「グリーンマンバ」だと白状した。 専門家によると、グリーンマンバは世界で2番目に毒性が強い毒ヘビとされ、飼育には許可が必要だ。捜査幹部は「種類を言えば、違法飼育がばれると思ったのではないか」と話す。 白状した後、噛まれたショックのため一時意識を失った柏木被告は、その後回復したが、噛まれた左手人さし指の一部は壊死(えし)してしまったという。 消防から連絡を受けた警視庁は入院から3日後、柏木被告の自宅マンションを捜索し、ヘビを搬出することにした。そこで捜査員を待ち受けていたのは…。

生活感ない「ヘビ屋敷

 「ヘビ用の食器はあったが、人間が使う食器はない。生活感のない部屋だった」 間取り1Kの柏木被告の部屋に入った捜査員はそう感想をもらした。壁に沿って大量に積み上げられていたプラスチックケースには、1匹ずつ小分けされたヘビがずらり。柏木被告に噛みついたコブラ科グリーンマンバのほか、クサリヘビ科やナミヘビ科などの毒ヘビが計51匹、カミツキガメも1匹いた。いずれも飼育には都知事や環境大臣の許可が必要なものばかりだ。周辺の聞き込みの結果、このマンションでは昨年11月、女性がヘビに噛まれる被害が出ていたことも分かった。柏木被告の自宅から“脱走”した可能性もあるが、ヘビの行方が分からず、真偽は不明のままだ。柏木被告は入院中、任意の事情聴取に「ヘビは港湾の仕事で知り合った外国人から買った」と説明。東京都調布市のペットショップ「黒い森」で「餌を買った」と話していた。ところが、供述に不自然な点があったことなどから、警視庁は8月19日、動物愛護法違反容疑で「黒い森」を家宅捜索。同27日に回復した柏木被告を同容疑で逮捕した。逮捕直後も任意段階での供述を崩さなかった柏木被告だが、しばらくすると供述を翻した。 「実は…、毒ヘビの大半は『黒い森』から買っていました」 捜査関係者は「柏木は自ら通報したことで違法飼育がばれてしまった。まさに“やぶ蛇”状態だが、入手先に迷惑をかけてはいけないと『黒い森』をかばっていたようだ」と語った。 9月26日、警視庁は柏木被告にカミツキガメを6万円で販売したとして、特定外来生物法違反(譲渡の禁止)の疑いなどで、「黒い森」の経営者、阪東直樹容疑者(37)を逮捕した。カミツキガメは譲り渡し自体を禁止している特定外来生物に指定されているが、毒ヘビの販売そのものを罰する法律はなく、柏木被告に毒ヘビを売った行為を罪に問うことはできなかった。

ケニアやエジプトから購入…規制なき毒ヘビ輸入

 そもそも、研究機関などを除いて一般の愛好家が飼育するのは難しい毒ヘビが、国内に流通しているのはなぜなのか。「黒い森」は、爬虫(はちゅう)類愛好家の間ではよく知られた存在だった。4年ほど前に店を始め、ヘビやサソリなどマニア向けの動物を扱う店としてホームページ(現在は削除)を開設。全国の愛好家相手にこれまでに約1億円を売り上げたとみられる。 毒ヘビの入手先について阪東容疑者は「以前、爬虫類のペットショップで従業員をしていたときに知ったケニアやエジプトなどの入手先から、輸入して販売していた」と供述。インターネットを通じて注文し、航空便や船便でヘビを送ってもらっていたようだ。東京税関広報室によると、法令で輸入の許可や承認が必要な貨物については、輸入する際に許可を受けていることを税関に証明しなければならない。毒ヘビのほとんどは、人に危害を加えるおそれがあるとして動物愛護法に基づく「特定動物」に指定されている。しかし、特定動物は飼育については許可が必要だが、輸入や売買については規定がない。そのため、輸入時に税関への申告はいらず、堂々と“入国”できてしまうのだ。 「根拠となる法律がなければ、毒ヘビだからといっても輸入を許可せざるを得ない」 

 東京税関の担当者は苦しい胸の内を明かす。

 現行法で輸入を阻止できないとなれば、輸入されてから動物愛護法に基づく無許可飼育などで取り締まるしかない。阪東容疑者が輸入した毒ヘビがどのくらい愛好家の手にわたったかは今のところ不明だが、ほとんどは無許可で飼育されているとみられる。警視庁は、「黒い森」が販売した相手から毒ヘビを回収するために捜査を続行させている。

冷凍庫で冬眠…毒ヘビの末路は

 法の穴を通り抜けて“来日”したヘビのその後はどうなったのか。阪東容疑者は柏木被告の逮捕を知り、自らに捜査の手が及ぶことを警戒。店で無許可で保管していた毒ヘビ15匹を冷凍庫に入れた。冷凍庫のヘビは「冬眠し、そのまま永眠した」(捜査幹部)。 警視庁が捜索したときには、冷凍庫から2匹の死骸(しがい)が見つかり、生きていたのはコブラ科の「トウブブラウンスネーク」1匹だけだった。 一方、柏木被告が飼育していた51匹は群馬県太田市にある日本蛇族学術研究所に引き取られた。51匹の中には、これまで研究所が飼育していなかった種類も多く、十数種は研究所が管理するスネークセンターに展示されたという。 「お客さんからの反響は大きく、センターの入場者数も昨年同期より増えました」(鳥羽通久所長)さらに、コブラ科の毒ヘビたちは、センターが休日に行っているイベント「コブラの毒吹き実験」にも“出演”。ガラス越しに客に向かって毒を吹くパフォーマンスで人気を博している。「グリーンマンバは狭いところでは飼えません。すぐにケースから頭を出しますから、噛まれたのも狭いケースに入れていた飼育環境が原因だったといえます」と鳥羽所長は言う。住居が立ち並ぶ渋谷で、もし毒ヘビが脱走していたら? 噛まれたのが他人だったら?  考えるだけでも恐ろしい。 餅は餅屋。蛇の道は蛇。毒ヘビの飼育は専門家に任せなければダメだということを、柏木被告は身をもって思い知ったことだろう。http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/081005/crm0810051206005-n3.htm

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