« ☆毒ヘビ輸入は野放し状態、(27日) | トップページ | ★コラム「春夏秋冬」⑥ストーカーとは(27日) »

2008年9月27日 (土)

☆どこから侵入?なぜ増え?福岡市の毒グモ騒動(27日)

47newslogo1 福岡市東区の公園や住宅で今月、特定外来生物の毒グモ「セアカゴケグモ」が700匹以上が見つかり、住民に不安が広がっている。どこから侵入し、なぜ増えたのかは謎のままだが、国境を越えて人とモノが行き交う国際港湾都市を目指す福岡市にとって、迷惑な外来種の侵入・繁殖を防ぐ対策は急務だ。今回の“クモ騒動”を追った。 (地域報道センター・井崎圭) 海外からの巨大なコンテナが無数に積まれる人工島(福岡市東区)の一角で、男性3人が地面にはいつくばり、体長約1センチのセアカゴケグモを追い続ける。発見すると家庭用殺虫剤を噴射、卵は足で踏みつぶす。いずれも昨年11月、九州で初めてセアカゴケグモが見つかったコンテナターミナル管理会社の社員。仕事の合間に、駆除作業を続けている。クモの侵入経路としては、繁殖が続く関西圏からトラックに紛れ込んだ「国内移動説」がある。しかし、福岡市でクモが見つかったのは同ターミナルの半径3キロ圏内に集中。同市は海外貨物で運ばれた「海外侵入説」が有力とみている。

   □  □

 セアカゴケグモは、かまれると発汗や吐き気を催すが、重症の報告はない。オーストラリア原産のクモがなぜ、福岡市で繁殖したのだろうか。日本蜘蛛(くも)学会によると、クモ類は側溝やベンチ裏など日当たりのよい場所の日陰で生息し、1匹のメスは年間900―1500個の卵を産むという。繁殖が拡大すれば駆除は困難だ。九州大学大学院農学研究院の高木正見教授(昆虫生態学)は、亜熱帯地区に分布するセアカゴケグモが日本国内で繁殖した背景に、「地球温暖化」の影響があると推測。「冬場の気温が上がった影響で、簡単に越冬できるようになったのでは」と分析する。

   □  □

 福岡市は、数百万円を投じて駆除・消毒作業を実施中。重症患者が出た場合に備え、国内外からクモ毒の血清入手の検討を始めた。同時に、外来生物の侵入、繁殖を食い止める施策を急ぐ。昨年の博多港の国際コンテナ取扱量は約75万TEU(1TEUは約40立方メートル)で、コンサートなどのイベントが開かれるマリンメッセ福岡(同市博多区)の約50個分に相当。「水際でセアカゴケグモを含め小さな外来生物の侵入を防ぐのは難しい」(同市幹部)のが実情だ。外来生物の繁殖に詳しい「いきもの研究社」(大阪市)の吉田政弘代表は「自治体が外来生物の繁殖状況を調査し、その上で住民と一緒になって駆除する方法しかないのでは」と提言。福岡市生活衛生課は住民に協力を求め、まずはセアカゴケグモの発見や駆除方法を指導する市民向けの講座を計画している。=2008/09/27 西日本新聞=http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/50175?c=210

« ☆毒ヘビ輸入は野放し状態、(27日) | トップページ | ★コラム「春夏秋冬」⑥ストーカーとは(27日) »

一般ニュース(季節、話題、政治)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ☆どこから侵入?なぜ増え?福岡市の毒グモ騒動(27日):

« ☆毒ヘビ輸入は野放し状態、(27日) | トップページ | ★コラム「春夏秋冬」⑥ストーカーとは(27日) »