☆8月の振り込め詐欺被害額2割減 撲滅月間、ATMへ警官配置(30日)
全国の8月の振り込め詐欺被害額は約20億5700万円で、前月比で22%減少したことが30日、警察庁の調べで分かった。一方、今年1~8月の被害総額は約240億円に上り、前年同期比1・4倍と依然として高い水準にあることから、警察庁は10月を撲滅月間と位置づけ、ATM(現金自動預払機)への警察官配置など全国規模の“被害根絶作戦”に着手する。
警察庁によると、8月の振り込め詐欺被害は、被害全体の半分を占める「オレオレ詐欺」が前月比26%減の約11億円となったほか、今年に入って猛威を振るっていた「還付金詐欺」も減少。「取り組みが一定の成果をあげた」(同庁幹部)格好だが、8月までの被害総額は約240億円で、年間被害額は依然として過去最悪となる可能性が高い。 警察庁の方針を受け、警視庁は1日から被害の多いATM(現金自動預払機)約1000カ所に機動隊員ら警察官を配置し、水際での被害阻止に取り組む。同時に振り込め詐欺に関する相談を受け付けるホットライン((電)03・3501・2967、平日の午前8時半~午後5時15分)も開設する。 また、8日には都内の高齢者ら約1万人を「振り込め詐欺被害防止アドバイザー」に任命。振り込め詐欺の被害者の中心が高齢者であることから、同世代が“助言役”となって口コミによる啓発活動を目指す。 撲滅月間に先立って警視庁では30日、島嶼(とうしよ)部をのぞいた都内96署の副署長を集めた緊急会議を開き、植松信一副総監が「都内での被害額は1日2000万円に上る。正念場の中の正念場と位置づけて、被害抑止に努めてほしい」とげきを飛ばした。
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