☆手掛かりなく捜査難航 富山県東部・骨つぼ連続盗難事件 (7日)
富山県東部七市町で旧盆を中心に相次いで判明した骨つぼ盗難事件の捜査は、有力な手掛かりがなく難航している。捜査を阻んでいる要因は大半がいつ盗まれたか把握できないことで、動機も絞り切れない。被害に遭った墓に残されたメモなども事件解決には直接結び付かず、遺骨領得の疑いで調べている入善、黒部、魚津、上市、富山中央の各署は「地道に捜査を続けるしかない」としている。六日までに盗まれたことが判明した骨つぼは計三十四個。男性の遺骨と分かっている魚津市の一個を除き、すべて女性の遺骨が被害に遭った。遺骨の故人や被害家族に共通点はなく、ふだん人目に付かない中山間地や田園地帯の共同墓地を中心に狙われた。盗まれた骨つぼは納骨室の扉近くにあったものばかり。骨つぼに書かれた俗名から性別を見分け、女性の遺骨を盗んだとみられる。被害に遭った墓のうち朝日、黒部、立山町の七、八カ所に犯行メモが残っていた。メモの内容は同一でなく「大切にしますので心配しないでください」「骨をもらいました。老女マニア」などと書かれていた。盗んだ骨つぼの代わりに女性の下着が置いてあった墓も三カ所以上あった。盗まれた時期は魚津市だけが八月中と分かっているが、他の市町は家族が骨つぼの存在を確認したのが数年前だったりして目撃・不審者情報を得ることが難しい。骨つぼ盗難の頻発を知り、ふだん開けない納骨室を調べて、被害に気付いたケースが多い。被害届や相談は九月に入りなくなったが、罰当たりな犯行に不気味で夜も眠れないと不安を口にする女性や石材店に納骨室の鍵を注文した家族もいる。被害が多発している状況から同一犯との見方が強いが、「動機も含め、逮捕してみないと分からない」というのが警察側の本音だ。http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20080907/14924.html
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