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2008年9月18日 (木)

☆「ネット殺人予告」急増、秋葉原事件3か月で66人摘発=読売新聞 (18日)

今年6月の東京・秋葉原の無差別殺傷事件以降、警察当局がインターネット上での殺人予告などの取り締まりを強化してから、3か月間に全国で66人が摘発・補導されたことがわかった。警察は犯行予告を見つけるたびに平均2週間で書き込んだ人物を特定しているが、違法な書き込みがおさまる気配はない。逮捕者の1人は、読売新聞の取材に「文字を打ち込んでいるうちに感覚がおかしくなった」と語り、ネット上で注目されたいという欲求が、過激な犯行予告へと変わっていった経緯を打ち明けた。神奈川県横須賀市内の元被告の男性(26)は秋葉原事件から11日後の6月19日、ネット上に「JR横浜駅を爆破する」などと書き込み、威力業務妨害容疑で逮捕された。男性は高校を2年で中退し、派遣の仕事をしながら画家を目指していた。携帯電話を使って、ネット上の掲示板に書き込むようになったのは1年ほど前。暇つぶしのつもりで始めたが、次第に仕事の休憩時間にも熱中するようになった。当日は朝から自宅で絵を描いており、気づくと日付が変わって午前4時過ぎになっていた。携帯電話を操作すると、秋葉原事件の直後で犯行予告を話題にした掲示板があった。興味を引かれる書き込みがなく、「盛り上げよう」と午前4時59分、送信ボタンを押した。「今日の午前中、横浜駅の東口のどこかに爆弾を仕掛けるわ。死にたい奴は来い」しばらく待ったが、「通報します」との書き込みが来ただけ。男性は「止められるもんなら止めてみろや」「通報も逮捕も全然怖くないんだ」と書き込みを続けた。神奈川県警の捜査員が自宅を訪ねてきたのは、それからわずか5時間後。男性はその日のうちに逮捕され、懲役1年、執行猶予3年の有罪判決を受けた。今は家で親の仕事を手伝いながら絵の勉強を続けているが、携帯電話は解約した。「掲示板のやり取りを楽しみたかっただけで、秋葉原事件にあこがれたわけではなかった。ネットは書き込みを続けるうちに感覚がおかしくなる。もうネットは見たくもない」 男性はそう振り返った。警察庁によると、今月8日までに同様の犯行予告で13歳以下の5人が補導、61人が逮捕・書類送検され、「人を投します」「埼京線の上野駅で人を殺します」などと誤字や実在しない場所を使って摘発されるかどうか試していた容疑者もいた。66人が犯行予告を書き込んでから警察の摘発・補導までの平均日数は14・2日。ネットの履歴から利用者を割り出す技術が向上したためで、うち3人は即日特定されている。それでも違法な書き込みは相次いでおり、同庁は「秋葉原事件までは同種の犯罪の統計を取っていないため比較はできないが、愉快犯とみられる書き込みが増えているのは間違いない」と指摘している。

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