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2008年9月28日 (日)

☆病気と育児に悩んでいた… 福岡・男児殺害容疑の母(28日)

Logo1 社会に大きな衝撃を与えた福岡市の小学1年富石弘輝(こうき)君(6)の殺害事件。殺人などの疑いで福岡県警に逮捕された母親の薫容疑者(35)が、弁護人の接見に、事件前後の心の動きを語り始めている。子どもへの負い目、自殺未遂、殺害後の混乱……。弁護人の説明からは、病気と育児に悩む母親の素顔が垣間見える。弁護人によると、薫容疑者は夫と弘輝君の3人暮らし。薫容疑者は数年前から全身に激しい痛みが生じる病気を患い、トイレの際は夫や弘輝君に手伝いを頼んでいた。1人でいる時は極力水分をとらないようにしていたという。 厚生労働省によると、この病気は原因が不明だ。治療法も確立されていない。現在の薫容疑者は警察署内で階段を歩くことも難しいという。一方、弘輝君には軽度の発達障害があり、小学校では特別支援学級に通っていた。薫容疑者は「手がかかる」と感じていたという。 自らの病気で主治医に入院を勧められたが、「弘輝と夫を2人だけにするわけにいかない」と断った。ただ、授業参観などに満足に参加できず、不満を募らせる弘輝君に負い目を感じていたという。病状は最近、悪くなった。何度か自殺を考え、今月上旬には大量の睡眠薬をのんだという。薫容疑者が薬を流し台にはき、弘輝君が水を流してもう一度のむのを防いだこともあった。事件の10日ほど前からは、自殺に使うために細長いホースを持ち歩くようになっていた。7月の夏祭りですくった金魚を飼うためのものだった。今年の夏休み、薫容疑者は弘輝君とほとんど遊んであげられず、事件直前の2、3日は寝たきりだった。「たまには遊ぼう」と2人で向かったのが小戸公園だった。

公園で弘輝君に「一緒に遊ぼう」と誘われたが、体調が悪く、応えられなかった。弘輝君にトイレの介助を頼むと、弘輝君の不満が爆発した。「1人でできないの」。薫容疑者はホースで弘輝君の首を絞めたという。「絶望的になり、もうどうでもいいやと思った」

 薫容疑者は混乱した状態で夫に電話をした。死亡したことが伝わらなかったのか、夫からは、周りに聞いたり、携帯電話の全地球測位システム(GPS)を使ったりして捜すように言われ、その通りの行動を取ったらしい。その後は家族から慰められ、殺害を明かせなかったという。 薫容疑者は弁護人に、家族3人で昨年、沖縄に旅行した思い出などを語った。「弘輝の声が聞こえる。弘輝のところにいかないと」

■計画性の有無、慎重に捜査

 県警も、薫容疑者が弁護人に話した内容をほぼ調べで把握している。が、薫容疑者の供述にはあいまいな点もあるという。公園に行って間もないうちに殺害したとみられることから、計画性の有無について慎重に調べている。また、弘輝君が見つかったのが、トイレの外壁と柱のすき間の人目につかない場所だったことや、携帯電話を離れた林に捨てて周囲の人と捜したことなどは、第三者の犯行を装った可能性もあるとして、さらに薫容疑者から詳しく事情を聴く。http://www.asahi.com/national/update/0927/SEB200809270007.html

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