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2008年7月14日 (月)

★「自白偏重捜査」なんていう捜査はありません

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産経新聞ニュース

茨城県利根町布川(ふかわ)で昭和42年、大工の男性が殺害され現金を奪われた「布川事件」で、強盗殺人罪で無期懲役刑が確定した元服役囚の桜井昌司さん(61)と杉山卓男さん(61)の第2次再審請求の即時抗告審で、東京高裁(門野博裁判長)は14日、再審開始を認めた水戸地裁土浦支部決定を支持し、検察側の抗告を棄却した。門野裁判長は、目撃証言と自白の信用性に重大な疑問があると判断した。http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/080714/trl0807141113003-n1.htm

【視点】自白偏重捜査に警鐘 布川事件

布川事件」で再審開始を認めた14日の東京高裁決定は、弁護側の新証拠を採用し、「自白の信用性は否定すべき」と判断。改めて自白偏重捜査に警鐘を鳴らすものとなった。 布川事件では、指紋や遺留品など犯行を裏付ける物的証拠がなく、自白が唯一の直接証拠だった。弁護側は、第2次再審請求で約140点の新証拠を提出。主に自白の任意性と信用性が争われた。この中に、無期懲役刑が確定した元服役囚、桜井昌司さん(61)が獄中で書いた日記もあった。大学ノートで17冊にも及ぶ日記で、桜井さんは捜査員に自白を迫られていく様子を克明に記録していた。捜査当局には「自白は証拠の王様」との考えが根強い。特に昭和20~30年代には、いくら証拠を積み重ねても自白がなければ有罪を勝ち取れないとして、まずは自白を引き出そうとする捜査も少なくなかったという。その結果、再審請求の多くで自白の強要の有無が争われてきた。しかし、再審の門戸を広げた最高裁の「白鳥決定」(昭和50年)以降、再審無罪が相次いだことで、こうした自白偏重の捜査の在り方に批判が高まった。「自白に頼らず、客観的な証拠を積み重ねていくべきという考え方が主流になった」とある法曹関係者は話す。来年5月から始まる裁判員制度でも、一般市民から選出される裁判員が自白の任意性を判断することは難しいため、客観的証拠による事実認定を重視する動きが強まっている。取り調べ状況を録画する動きも進むなど、捜査の在り方も大きく変わった。 しかし、近年になっても、鹿児島県議選での公選法違反事件や富山県氷見市の強姦事件などで、依然として自白偏重捜査が根強く残っていることが浮き彫りになった。布川事件は41年前の事件ではあるが、今回の決定は改めて、捜査当局にこうした自白偏重捜査からの脱却を求めたといえる。(福田哲士)

【ブロガーコメント】

Nisshou4

元々、「自白偏重捜査」なんて言う言葉はありません。そんな捜査手法もないのです。無い言葉での批判なんて、説得力も何もない。結論は、「捜査をしていなかった」か「捜査に欠陥があった」かのどちらかなんです。捜査本部となれば「捜査はしていなかった」ことはあり得ず、捜査はしているんです。刑事なら誰でも、理屈では分かっているのです。「でも詰め切れなかった」責任は、全て捜査指揮官にあるのです。

 刑事なら誰でも分かるはずですが、「捜査は先決筋に走るな」という言葉があります。刑事が事件の筋を読む時の戒めの言葉でなんです。その原因になるのが、指揮官が人の意見を聞かずに、ひとり勝手に「筋」を決めてしまったうえで、捜査を進めさせることなんです。この筋読みがはずれると取り返しのつかない結果となり、犯人に到達しないのです。その屁理屈となるのが「自白に頼った」=「自白偏重」だと推測されるのです。

 面白い原稿があります。産経新聞の井口文彦記者の7月13日付け「迷宮の入り口」です。http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080713/crm0807130322008-n1.htm

 平成元年11月に東京・杉並区で発生した資産家老女殺人事件を題材にしています。遺体の身元割り出しで、付近にあったメガネの購入者の裏付け捜査。某県警に依頼したら県警の捜査は、伝票の調べを店側に依頼した。結果「遺体が購入したと裏付ける伝票なかった」という結論だった。ところが、警視庁は捜査員が直接、伝票を調べたら、「遺体が購入していた」というものです。

 捜査というのはこんなものでしょう。「こんな」と言うと捜査員が怒りますが、ちょつとした事だと思いますよ。「それをしたか、しなかったか」でしょう。今、警視庁では、部長経験者で優秀な捜査官だったOBを技能指導官に指定して「捜査のプロ」を要請しています。

 警察幹部には「元々捜査に力のない者」「ワンマン指揮官(試験やごますりによる幹部昇進)」を見抜く人材の登用が求められています。

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